女三人夜の茶会　／幸福なテーブル

事の発端は昨日の会話からお茶会でも出来れば・・・という私の発言から。

そして何故か・・・
「Ｓさんとみんなで・・・」と、今日
同室のＵさんが夕方お菓子を買ってきてくれたので、

七「え・・・今日やっちゃうの；？」←ちょっと吃驚；
Ｕ「うん。」
・・・こんな感じで急遽グラスを冷やし　氷を確認し、冷茶の用意をしてから
メンバー候補に入っていた寮内のマドンナ（？）最年少のＳにワケを話した。

私もＳも断る理由は無く、
寧ろ歓迎だったので私物の少なくなった部屋で急遽夜のお茶会を決行することに・・・
私もそうだが、どうも今年一月に入った今いる寮は入りたてで最年少の女性となると、圧倒的に多い男性陣が煩い；

一気に騒がれ複数の話を聞くのも疲れるので・・・つか寧ろマジ煩いので；（知的の方もあって話が理解しづらいし、ネタが古い）

のんびりお茶呑みながらのおしゃべりは望むところ！だった。
そんなＵの経緯をＳに伝えると即ＯＫの返事がきた。

Ｓ「今日は７時過ぎればあとは空いてるから＾＾」
七「じゃあこっちはお茶の用意とかしとく。」

季節的にも暑くなってきた最近は熱いお茶より冷やしたお茶の方が美味しい。
それを急須に残ったまだ使い切ってない葉をお湯で蒸した後に冷やすのだから、若干時間がとれるのは好都合だった。

茶器であるグラスは冷凍庫に人数分突っ込み、
500ミリリットルの紅茶の空きペットを洗って熱いお茶も別の冷凍室に入れて・・・

ー茶器とお茶の温度は合わせた上で・・・ー
喫茶やレストランみたく美味しく飲みたい時は鉄則。

ー19時過ぎ。

七「早く早く！丁度今お茶入れたところ。またナンパでも受けた？」
Ｓ「コレ渡されて・・・；直してくれって；てか受け取らなかったら来れなかった；」

グラスは少しぬるくなってしまったものの、氷を入れてお茶が冷えた辺りなのでギリギリセーフ。

七「またＫ？つか；そんな安物の壊れるようなモン買うなって気がする；」
Ｓ「だよね・・・；」

お茶の前にどうにもならない電卓のソーラーパネルを修理・・・という一手間が加わったが；

七「Σあー；無理！パネル外れて浮いてるから・・・；ボンドで止まってたみたいだけどボンドないし。」

Ｓの荷物を簡単に纏めてからやっとスタート。たまにはこんなのんびりしたのもいい。
三人それぞれが余り話題が無くても平気に和むので・・・寧ろ何かあれば勝手にネタが出て話になってる・・・そんな感じだ。

↓血液型ネタからスタート。

七「Σあ・・・それ；何入れてんの；！プラごみと可燃の袋作ったのに！（ー◇ー；」
Ｓ「Σえ・・・；Ｕさんコレにゴミ入れて良い・・・って；」
七「いや、さっき二つに一応分けてたんだよ；？あれ；袋もう一つ何処いった;;？」

Ｓ「Σ本当にＢ型；！？（・◇・；」←メンバーで唯一A型；　乙女座

Ｕ「消えちゃった＾＾大変だね。」←Ｂ型　水瓶座
七「いや・・・；消えちゃったｖじゃなくてさ；てか分別適当過ぎだろ；！やろうよ！分別！」←Ｂ型　双子座

Ｓ「いや・・・今はある程度プラごみも可燃で平気だよ；？（・・；」
七「・・・それちゃんと回収してくれんの；？」

↑注）各地域の違い。

七「Ｓ結構食べてるよね。お茶も一番すすんでる・・・Ｕさんもおかわりいる？」
Ｕ「うん＾＾」

七「てか、此処のメンバーは兎も角他は高血圧とかあるからね。Ｕさんって低血圧でしょ？」
Ｓ「見るからに高い方には見えないよね。」
Ｕ「うん・・・低い。」←寝起き凄く辛そうな人。

七「健康だから菓子食えるんだよ・・・。てかここの食事量が運動量より多いんだよー"ー；」←低血　低体温　冷え性
Ｓ「だよね・・・；」

太りたくない・・・というのは女性ならでは・・・かも；

「体型」という繋がりから私が「貧乳」というコンプレックスネタになり、
「胸」から今まで周りの誰かしらにふられた「下ネタ話」に・・・で、話の合間にお茶や菓子をつついてはお茶をついだり・・・で、
気がつくと・・・

七「なんか・・・；ウチらばっか凄く食べてない；？」←そんな気がしてならない人。
Ｓ「だよね・・・；」そういえば・・・なんとなく食べ過ぎてるかも・・・な気がする人。

七/Ｓ「「ΣＵさん食べて;;！！」」
↑自分達ばっか悪いから;;！・・・な二人。

Ｕさん「お腹いっぱい・・・＾＾*（にこにこ」
↑終始マイペースで和んでる人。

七/Ｓ「「・・・・・・；」」

七「じゃあ・・・；半分こで；（片づかないし」←自分ばっか貰いたくないし。

Ｓ「そ・・・そうだね；」←いいのかなー；貰って；という人。

お菓子が片づいても三人川の字で寝よっか。とか、
誕生日には誕生日を迎えた人がケーキ持参のお茶会でも・・・とか部屋の広さや快適さ
Ｓと私は来月～再来月でそれぞれ今いる寮から離れて近所の別の寮内に引っ越すのでそんな話とか・・・

Ｓからは男性というネタと仕事の件で愚痴もこぼれたりしたものの、そんな内容すら毒舌で返したり・・・と、
Ｕさん自身が基本あまり話さない人なのだが、それでも楽しそうに聞き役をしてた辺り、内容としては満更でもないらしい。

七「じゃあ次は私が先に寮を出てからだね。
Ｕさん　この部屋他の人と相部屋なっちゃダメだよ＾＾？

あ・・・テーブルどうしよっか？（・、・」
Ｓ「この部屋に置かせて貰えば？（・・」
Ｕ「置いてっちゃえ＾＾」

七「そしたらここキープだからね！キープ！予約したかんね！（・◇・*ノシ」

来月は私の誕生日。仕事はそれまでに見つかるか？
そしてまた　こんな風なお茶会が出来るのか？・・・はてさてｗ

淡い期待と希望と僅かな心地よさを胸に・・・
綺麗に片づけた小さなテーブルに最後に刻んだ幸福な時間。

意外性を狙って和菓子の誕生日もいいかも・・・と思いながら片づけつつ、
一月に入寮した日に粗大ゴミとして捨てられ雨に濡れてたテーブルの姿を思い出す。
硝子台がはまらなくなってテーブルとして機能しなかったソレがたった百円の紐と少しの時間でまた使えるようになった日・・・

絵を飾るか・・・とか、こんなお茶会が出来る日を夢に見て部屋に置いた。
もう少し活躍してもらうのもいいかもしれない。

まあ・・・次の主が生かすかどうか・・・なのだが。

正直　手放すのが惜しくもなってしまった。