- 名前
- てんちゃん
- 性別
- ♂
- 年齢
- 66歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- プロフ見て気になりました・・・そんなアプローチメール、信じられません。 年寄りは警戒...
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短編小説・・・・4
2009年04月18日 21:03
俺と福永は目的の銀行に着き、まず支店長を尋ねた。
「岡部忠雄さんはこちらの行員さんですね?今日はどうされてますか?」
「私ではよくわからないので直属の上司を呼びます。」
そうしてやってきた少し神経質そうな男が名刺を出した。
「松岡と申します。お尋ねの岡部ですが、今日はまだ出社しておりません。時間が時間ですので、そろそろ自宅に確認をしようと思っていたところでございます。」
そこで俺は写真を見せ
「この男性は岡部さんじゃありませんか?」
メガネを凝らして見た松岡は
「はい・・彼に間違いはございません。何かございましたでしょうか?」
「彼は殺されました。新宿中央公園で・・」
その台詞と同時に支店長と松岡は素っ頓狂な声をあげた・・
「彼の家族に連絡を取りたいので、連絡先を調べてください。それから、彼の人となりを確認したいので、松岡さん・・でしたっけ?彼の仕事振り、貴方から見た彼の人物像を話してください。それから彼と近しい人間にも話を聞きたいのですが。」
「岡部・・さんは寡黙な人間でした。決して営業向きだとは思いません。ただ、いつもにこやかで、彼についている顧客は随分慕っていたようです。」
「人に恨みを買うようなことはありませんか?」
「彼に限ってそれはないでしょう。彼が憎む相手ならいたでしょう。私みたいに毎日ガミガミ、それも年下の人間から言われるのですから。」
「わかりました。一応同僚の方にもお話を聞きたいのですが。」
そう言って福永には家族と連絡を取るよう指示した。
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