日本三大がっかり

日本三大がっかりというのがあるそうです。誰が名づけたかしりませんが、うまい命名だと思います。知名度はとても高いのに行ってみると「なんじゃあ、これは？」となるような観光スポットです。３つのうち２つは「札幌時計台」「高知のはりまや橋」と相場は決まっていて、もう１つが諸説ありました。天橋立という説は結構有力ですが、最初の２つほどのインパクトはありません。あとは何かあったかな？？個人的には「三保の松原」も候補の１つではないかと思いますが、ちょっとインパクトが弱いかな。

ですが、札幌時計台はずいぶん前に周囲を綺麗にして立派な観光スポットにしたのを知ってました。なので、今はダントツではりまや橋、と思ってたのですが、今回高知へ行って認識を新たにしました。

なんと、がっかりのはずのはりまや橋が、がっかりを返上しようと努力しているではありませんか。昔は大通りに申し訳程度に「橋の名残」みたいな飾りがついているところでした。ですから押しも押されもせぬ「がっかり度」ナンバーワンでした。

時計台は曲がりなりにも時計台があって、中が資料館ですが、はりまや橋は地名だけしかなく、その証拠物件が川のない「橋のコンクリートの欄干」だけしかありません。ところが画像に示したように、今や、撮影スポットとしてのはりまや橋が作られています。おもちゃみたいな橋ですが、渡れます。

よーく見ると「平成十年竣工」とありますから、もう10年以上も前に「がっかり返上」の努力をしていたようです。札幌は時々行くので、時計台が「がっかり」脱出の努力をしているのは知ってましたが、「はりまや橋」は今回行くまで全然知りませんでした。

こんなまがい物を作ってよけいがっかり度が上がった、という人もいますが、一般の観光客には、タダの大通りよりは、それらしい「はりまや橋」があったほうが喜ばれます。これなら「何これ、おもちゃみた～い」と言われようが、「はりまや橋で写真撮ってきた」と自慢できる程度にはなりました。昔だとはりまや橋で記念撮影なんかしようものなら、「で、どれがはりまや橋?」と聞かれることは確実でしたが、今はその心配だけはありません。

こんなのを見てしまうと「日本三大がっかり選定委員会」はどこを「がっかり」にするべきか、悩ましいだろうなぁ、と思う今日この頃です。
それでも、やっぱり「はりまや橋」と「時計台」は外せない気がします。
何かおすすめの「がっかり」があったら教えてください。

そうそう、全然関係ないですが（三つながり？）、日本三景の１つ宮島を「あきの宮島」と言いますが、これは「安芸の宮島」（安芸の国にある宮島の意味）なのか、「秋の宮島」（宮島は秋が一番きれい）なのか高校生の頃まで真剣に悩んでました。もみじ饅頭で有名な広島ですから、紅葉が綺麗な秋が一番景色がいい、と言われても「そうかもしれない」と思うので。今でも確信はないですが「安芸の宮島」の方だろうとは思ってます。
ああ、そういえば高知県に「安芸」という地名があります。阪神タイガースがキャンプをするところで、そこを走ってる列車の車両が「タイガース車両」だったりします（全部じゃありません。1編成だけ?）。

そんなこんなで、木曜に高知から帰ってきました。帰りの便は多少の遅延はあったものの、空席もそこそこあって、残念ながら「次の飛行機どうですか?」とは聞かれませんでした♪

ちなみに、火曜の朝自宅を出る時から、木曜の夜帰宅するまで、ずっと折りたたみ傘をもっていましたが、使ったのは木曜の夜の東京だけで、千葉の自宅の近所や高知は、怪しげな空になることはあっても雨に降られることはありませんでした。

久しぶりのオンバトは、フレームに大雨情報がでる羽目になりました。そのうち、千葉でも雨が降ってきましたとさ。

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今日の一言：「なくしてはいけない重要な書類を大切にしまうと、そのしまい場所を忘れる」
そこらに放り出してある大事じゃない書類はいつも目に付くのですが^_^; ちなみに、私、しまい忘れたことは2度あります。しかもずっと後になって「ああ、こんなところにしまってた！」と出てきたりして。

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本日の画像は本文で述べた「はりまや橋」です。昔はこんなのなかったような。下にあたかも川が流れているようにみえます。これだけ見ると意外に観光スポットらしく見えるかも♪