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「対決 巨匠たちの日本美術」展

2008年08月18日 16:56

「対決 巨匠たちの日本美術」展

今まで行こうと思えば行けたのに、映画ばかりいって行かなかった「対決 巨匠たちの日本美術」展に(国立博物館)行ってきました。
 なんか、このところ上野に行く機会が多いです。
 日曜日(8月17日)が最終日でたぶん混雑するだろうなとは思っていたのですが、小雨も降ってきて「もしかしたら空いているかも?」って期待していたのですが、入場10分待ちでした。
 しかし、どうにもならないほどの混雑ではなく、好きな所に行って好きなものを見るという僕の鑑賞方法だったら、結構堪能できました(列を作っていても、誰かが立ち止まるとそこで列は乱れるのですから、いっそ、みんな僕のように好き勝手に見ればいいのに)。お金を払った以上は全部見なくちゃ、解説も全部読まなくちゃなんて思っているひとはそんなにいないと思うんですけどね。
 なにはともあれ、国宝重要文化財等々、すごい内容で、圧倒されます。永徳VS等伯若冲VS蕭白、応挙VS芦雪、大雅VS蕪村、歌麿VS写楽、宗達VS光琳、光悦VS長次郎、雪舟VS雪村、運慶VS快慶、仁清VS乾山、円空VS木喰、鉄斎VS大観です。
初めて一般公開されるものから、おなじみのものまで、とにかくすごい内容の作品群です。
 でも、自分でも意外だったのが、一番ぞくぞくしたのが(なんと)円空の木彫の仏像だったのです。えっ、巨匠なの、円空や木喰って?っていうくらい企画では風変わりな対決なのですが、なんでその仏像にぞくぞくしたのか、たぶん、その形、立体が僕の脳みその局在するなんらかのニューロンを刺激したのでしょうね。普段は若冲が好きなのに芦雪のデフォルメされた虎図襖にも感嘆しました。
 だけど、疲れました。1日で見るものではなく(だって錚々たる作品ばかりですから)、数日かけてみてもよかったのでしょうが、17日が最終日、ちょっと後悔ですね。

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