- 名前
- tarashi
- 性別
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- 年齢
- 57歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 外見はまじめ。60歳代だけど禿げてませんよ。小柄だけど、体力あります。性格はのんびり...
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地獄の黙示録 特別完全版
2008年08月04日 00:11
高田馬場の早稲田松竹で見ました。これまで普通版はみたことはあったのですが、特別完全版は見たことがなかったのです。普通版とは1979年に公開されたもので2時間半くらいの上映時間でした。ところが2000年になって、コッポラは53分間の未処理映像を加えて、208分の作品としたのが、この地獄の黙示録-特別完全版-です。もっとも、普通版(オリジナル版)もあまり細部は覚えていないのですが、フランス人の領地に立ち寄ったり、プレイメイトを同行する兵が抱く(燃料と引き換えに)シーンなどは、オリジナル版で見た記憶が確かではありません(もっとも僕の記憶なんてええ加減なんですが)。カーツ大佐の出番も多くなっています。
コンラッドの「闇の奥」から少し印象的に離れたかなっていう感じはあります。これは、現代的な戦闘シーンが増えているのでしょうか。いかにもアメリカの戦争っていう映画になっているのです。しかし、3時間半の間、まったく眠気に襲われることもなく、スクリーンに目は吸いつけられたままでした。
キルゴアの空の騎兵隊によるワルキューレとともに行われるヘリコプター部隊によるベトコン(今の若い人たちはこの言葉自体を知らないかも?)の村の焼き払いや、波乗りをしたいために、近くの森林のナパームによる焼き払いのシーン、慰問のためのプレイメイトのショーなどは見る者を圧倒します。ただし、その狂気も小さなものと思えるのが、カーツの支配する村での死体の山、生首の山です。
狂気の恐怖と喜び、僕たちにこの映画は戦争の本質を教えてくれます。
このデジログへのコメント
リバイバルで完全版観に行きました…長いけれど何度観てもイイ!トリップするには最高の映画の中の一本です
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