犬のお医者さんは、良く選んで…

犬はとにかく言葉がしゃべれないし。獣医さんは飼い主がくれぐれもしっかり選んであげないとね。なにしろ人間の医者みたいに科目が分かれてる訳じゃない。ありとあらゆる動物を扱う。かえって知識や技術は余計必要！一方、保険は効かないし。ヤブで高いなんて最悪も有り得る。よくよく評判を確かめて。
その獣医と古くから付き合いのある農家で、しかもウチからしても信頼出来る知人が紹介してくれた。実際おじいちゃんながら、動物の扱いが絶妙な達人的な腕のひと。その後もずいぶんお世話になったんだけど。もちろん手間のかかるアホ犬のシロが…
おじいちゃんはもとは公的機関で仕事をしていた。でももう引退して、のんびり地元の知り合い相手にペットを診ていた。だから動物病院の看板を出しいない。自宅の駐車場の一角に小さなプレハブの診療場。中にステンレス板をはった診療台がポツンッと。
やっとの思いでたどり着いて。ただ、シロは萎えてるけど気配だけは察している。足を突っ張って、抵抗。なんとか診療台に載せられないように。先生に症状を説明。ふむふむ。診療台に載せた瞬間！シロ一声、キュンッ。あっと言う間。目にも止まらぬ…