女たちの話は、

　
　久し振りの陽光に誘われて電車で佐賀へ

　車窓の田畑はもう冬枯れの色ではなく、強いみどり一色でした。

　寒い寒いと言ってる間にも、季節は確実に春へと歩みだしている

　のを感じ、何となく嬉しくなりました。



　打合せ ?、確認作業　　１０分。

　その後三時間、陽光まぶしい水面の眺められる喫茶で

　熟女たちのおしゃべりにお付合いしました。



　「ウチではねぇー?・・・・」

　「そういうところは、我が家では・・・・」

　
　典型的な平凡な幸福の中にいる女性たちの話は、全て話題が

　自分の家庭にリンクし、無理に完結しているのです。

　　　　　
　　　　　　　　(　も少し、社会性を身につけてョ。 )


　一人が口を切れば、延々と続くご主人への不満。


　　　　　　　　(　男と女の発想の違いも分かってョ　)


　「いや、それはですね、男は・・・・」　と口を挟むと

　「男性の考え方と分かってンのよ、だけど・・・・・・」と

　結局はかみ合わない。


　世の男性諸君、負けてはならじ!!!、戦え。

メンドー! と口を惜しむと後悔するのは己自身だ。


　

　もの足りなそうな顔しながらも、お開きの時は皆さんすっきり

　清々した風情。　　　　女のおしゃべりはストレス解消法で、

　話題より話することのほうが重要なのです。




　男は女のおしゃべりを分かってます。

　女性たちよ、貴方たちと全く違う発想の動物がいることも

　理解してよ。