- 名前
- BB
- 性別
- ♀
- 年齢
- 44歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 特になし
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
気持ち悪いおじさん・・・
2005年11月23日 23:58
大人たちの森で道に迷った12歳の少女
黄色ずきんちゃんの現代のおとぎ話
「おばあちゃんの口はなぜそんなに大きいの?」
「それはお前を食べるためさ」
と言って、悪い狼は赤ずきんちゃんを、むしゃむしゃ食べてしまいましたとさ
『ママとお薬』
わたしはミミ
おとうさんとおかあさんが、けんかして、おとうさんがお出かけしたあと、おかあさんはわたしの目の前で薬をいっぱい飲んだ
今は真っ白い病院にいる
『おばさんの家』
ソランジュおばさんに連れられ、団地に行った
狭い部屋
わたしのベッドは物置の中
少しの間だから・・・
そう言われ、大好きなお人形さんと一緒に物置がわたしの部屋になった
でも・・・元気でない・・・
『ジャン=ピエール』
夜、目を覚ますと、知らないおじさんが、はだかでおばさんのこといじめてた
ジャン=ピエールだ
おばさん、苦しそうな声だしてた
でも、わたしは、気付かれないようにベッドに戻った
なんで?・・・いじめてるの?
次の日、おばさんのベッドに血がついてた
なんか・・・へんだよ
『赤ずきんちゃん』
お人形さんと本よんだよ
でも・・・つまらない毎日、息苦しい団地、気持ち悪いおじさん・・・
ぜんぜん元気でない
泣きたいけれど泣けない・・・
『悪い子』
ジャン=ピエールがくると、わたしはげんかんの外にしばらく出される
そのとき知り合ったむかいのおにいさんたちが、わたしを仲間にいれてくれた
歌うたっててたのしそう
でも、おばさんとジャン=ピエールにみつかって、いっぱい怒られた
『お留守番』
おばさんが出かけているあいだ、ジャン=ピエールとお留守番
お人形さんで遊んでいると、おじさんが近寄ってきてわたしに触る・・・
顔を近づけてくる・・・
おじさんの手がわたしのからだを触る
コワイ!!!イヤだ!!!
必死でわたしを守ったよ
「おばさんに言うなよ」
その夜、ごはんが食べられなかった
おなかがいたい!!!
おかあさんに会いたい!!!
『ママのもとへ』
いろんな色のキレイなお薬
これをのんだらおかあさんに会えるかな
こっそり、お人形さんとバッグ持ってげんかんの外でのんでみた
いっぱい・・・いっぱい・・・
ねむくなってきたよ
おかあさん・・・
『心の傷』
目がさめたら真っ白な病院のベッドにいた
でもおかあさんはいない・・・
もう、おばさんの家に行きたくないよぉ
泣きたいけれど泣けない・・・
でもおばさんの家から離れられて安心した
「MIMI」(1996年フランス映画)
たった45分の作品なんだけれど、ゾっとしました
12歳のミミちゃんの視点で描かれていたので、ミミちゃんの視点でストーリー書いてみました
性に無知なミミちゃんが大人の世界を垣間見るんですけれど、周りの環境が環境だから、観ていて「可哀想」って言う表現以上の、感情が出てきてしまって、観終った後、考え込んで、涙出てしまいました
思春期に覚えた事とか体験した恋愛や性って、その後の人生左右したりするって言いますよね
実際私もそういう部分ありますから
ミミちゃんはきっとずっとこの事を脳裏に焼きつけたまま生きていくと思うんです
きっとちゃんと、色々知った時、余計、強烈な思い出になると思うんですね
「あの時のアレはああいう事だったんだぁ」って
それを考えると、もう涙が止まらなかったです
世の中の少女の性犯罪を目の辺りにした気分になり、とってもシュールです
また、これが、音楽がなく、淡々進行していくから、身の毛がよだつ思いがしました
でも、こういう日常の恐怖をファンタジーに描くところがフランスらしいですね
アメリカ映画じゃ考えられない!
しかも思春期のミミちゃんの、胸がふくらみ始めたばかりのヌードまででてくるし・・・
日本やアメリカの映画じゃ考えられない!!(苦笑)
それを見ちゃうジャン=ピエール・・・
めちゃめちゃコワイです
あまりオススメはできませんが、もうDVDは廃盤になっていますので、レンタルショップでみつけたら結構貴重かもしれませんよ(笑)
シュールに浸りたい時はいいかもしれません・・・
このウラログへのコメント
コメントを書く