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第5話「偽り」

2007年08月07日 23:03

そして、彼女の実家へ再び・・・

とにかく、彼女ェお父様に話しをし続けること、約3時間・・・

その間、彼は彼女の妹の子供たちと戯れていた。

話が終わると、とりあえず帰ろうと言われ、ちゃんと話してと言うと、車の中で話すとのこと。

帰宅途中、重苦しい口をようやく開いてくれた。

どうしよう・・・と、言ったとたん彼女は泣き出した・・・

なに?泣いてちゃわからないよ?

と、途中車を止めた。

(今、思い出しても悲しくて、つらくなるのですが・・・)

「今すぐに別れて、俺の決めたお見合いをしろ」と、お父様が言ったらしい・・・

彼女は、はっきりと拒否をしたらしいが、一方的で聞いてもらえなかった。

なんでも、彼女のお父様は、彼とは長続きしないと思っていたらしく、別れたら実家へ連れ戻し、お見合いをさせると決めていたらしい。

それが、病気はする、結婚したいに激怒したようです。

彼は、彼女のお父様を怒らせるようなことは何一つしていない。
にもかかわらず、何故に?と彼女は聞いたら、なんと!!!

年下で、顔が気に食わないのだそうです・・・

ちょっと、イラッとしたが、言葉にならなかった・・・

彼女は、一生懸命彼に言い聞かせたが、何も出てこなかった・・・

しかし、彼女はあんな家出て、彼と結婚すると言ってくれた・・・

じゃなきゃ嫌と、泣きながら抱きついてきたので、彼はうっすら涙を浮かべながら彼女を強く抱きしめた・・・

このまま、どこか知らない場所へ一緒に行こう・・・と
彼女は小さくうなずいた・・・





数日後・・・

彼女からの電話が鳴った。

なんと、お父様がきて、彼女の荷物を運び出しているとのこと。

会社を飛び出し、急いで駆けつけるも、すでにもぬけの殻・・・

彼女に連絡を入れてもつながらず・・・

日を改めて実家へ行くことに。



彼女の実家へ行くと、彼女の妹しかいなかったので、話を聞くと
彼女の携帯はあの日、解約されてしまい彼に電話をすることもゆるされなかったらしく、彼女は毎晩のように泣いていたと・・・

で、彼女は?と聞くと・・・

今日は、お見合いの日・・・

!!!

でも、断ってくれると信じて帰りを待った・・・

その日の夜、やっと帰ってくると、彼女のお父様から一言








「正式に決めて、結婚式の日取りも決めてきた、もう諦めろ」
















彼女は、彼の顔を見ると泣きながら家に入っていってしまった・・・

呆然とする彼・・・

すると、お母様が「本当にごめんなさいね」と、泣きながら彼に頭を下げてくれた・・・

途方に暮れながら、彼は家に帰った・・・

何も考えることができず、会社には出勤するものの、仕事にならず。会社の上司彼女のお父様から、ある程度のことは聞いていたらしく、彼に気を使ってくれて一時別の仕事を、与えてくれた。


そんなこんなで、数日が過ぎたある日、彼に一通の手紙が届いた







つづく




次回思ひ出ぼろぼろ第6話「思い」


彼女から送られてきた手紙にはすべてが書かれていた。

果たして、どんな内容だったのか!

彼は、そのまま納得してしまうのか!!

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