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15th Route 246 Part 17 「いや。いやああ。」

2020年08月19日 12:58

15th Route 246 Part 17  「いや。いやああ。」

「いや。いやああ。」
見られてる見られてるう。やだああ。」
そう言うくせ
いっこうに部屋に戻ろうとはしない。

むしろ、全裸の身体をのたくらせては
結合部がもっと見られるように
微妙に体の向きを変えようとする。
「見えちゃう。見えちゃう。してるとこ見えちゃう。」
見えちゃうではないだろう。見せてるのだろうが…

だが、こちらも強烈な刺激を味わうのを
やめるつもりはなかった。
決して豊満ではないのだが
男を知った、
というより男を漁りまくった人妻
少し崩れた体の線は
淫ら以外の何物でもないはずだ。
その体が後ろからのペニス
もっともっと呑み込もうと
尻を突き出して打ち振る。
ちゃちな飾りのつもりだろう、
照明されたバルコニーで
二人全裸で立ったままの性交
絶倫の亭主との
ベランダでの露出に慣れているとはいえ
この刺激は相当なもののはずだ。

確かにほとぼしる愛液の量は半端ではなく
抽送するたびにペニスの栓の周りから
じゅぶじゅぶとあふれてバルコニーに跳ね返る。
おそらく通りすがる車の何台かは
つながった部分から
たれ流れるところまでを見て取れたかもしれない。
交差点までまだ少し距離があるのに
早めに停止してしまう車が
心なしか増えたような気がする。
信号が変わっても
やけにスタートが遅い車が
増えたような気がする。
そのたびに
見られてるよお。」と叫び

さらに尻を突き出し
さらに愛液を噴き出し
さらに体を桃色に染め
さらに乳首をとがらせ
さらに口を開けてよだれをたらす。

「うわああ。来る。来る。」
「こわれるよお。」
「あなたあああ。」
「いきますう。」
男の狂気。
女の狂喜。
男の狂喜。
女の狂気。
こんな露出性交の強烈な刺激は
もっともっと長びかしたいのだが
我慢はかなりつらかった。
そのとき人妻
「うわっ」とうめいた。
やはり交わるところを探しているのだろうか
若いカップルの乗ったオープンカー
バルコニー直下で停止する。
女は運転する男の肩に頭を乗せ
男はシフトレバーのかわりに
スカートの中に手を入れている。
その二人が、視界をさえぎるものもなく
驚いたようにこちらの痴態を見上げている。
これまでの
見られたかも知れない…
ではなく
見られてしまったのだ。
途端に
「見て。見て。もっとおお。」
と叫びながら
ぶるぶると身体を震わせる。
「中にそのまま。」
「かけて。かけてええ。」
若い男女の視線を浴びて
人妻は大量の愛液
もしかしたら
またおしっこも垂れ流しながら
メス犬のように尻をふりながら
自ら乳房鷲掴みにしながら
完全に飛んだ。

こちらもたまらずに精液を解き放った。
脈打つ淫らな女性器の中に
白濁を注ぎこむ瞬間を
人妻同様、誰かにしっかりと
みてほしかったからだ。
ビクンビクンとペニスが跳ね返るような射精
ドクンドクンとペニスが収縮するような射精
いつになく射精の時間が長かった。
いつになく精液の量が多かった。
めったにない突き上げるような快感に襲われる
しばしの瞬間、こちらの頭も真っ白になり
まぶたの奥で星が瞬いた。
「ああああああああああ。」
「ぎゃああああああ。」
甲高いシャウトが車道に落ちてゆく。

カップルの乗ったオープンスポーツ
視界から消えても
二人とも動かなかった。
というより、強烈な余韻で動けなかった。
というより、動きたくもなかった。
二人同時に果ててもなお
この露出を続けていたかったのかもしれない。
重なりあって全裸でつながったまま
こちらのペニスは小さくやわらかくなり
女の性器がようやく熱を失いだしても
そのかたちで動かなかった。
激しい性欲が退行してもなお
露出欲は続いていたからだろうか。

実際にはそんなに長くはなかったのかもしれない。
でも、十分ぐらいはそうしていた気がした。
ようやく重なり合ったかたちから
こちらの腰をひいて
ぐしょぬれの性器から
じゅぶじゅぶとペニスをぬきだす。
白濁と愛液の混ざった淫靡な液体が
さっきまで痙攣を繰り返していた性器から
どろりと流れ出す。
哀れなくらいに縮んだこちらの性器には
もはや、自らを支える力はなく
だらしなくちんまりとぶら下がっている。
焦点がなかった人妻の眼に
ようやく眼力が戻ってくると、
このペニスの変化がよほどおかしかったのだろう
「うふっ」と笑うと
キレイにしてあげる」と
体を入れ替えてしゃがむと
そのまましゃぶりだした。

しゃがむことでまた欲求がねじまがった。
「しちゃうの。ここでしちゃうの。」
「じゃあじゃあ、おもらしするとこ見せちゃうの。」
「あ。あ。あ。」
「いやああ。あなたあああ。」
「こんなこさせるのよおお。」
放尿は長く続いた。
銀色の糸が桃色の性器からほとばしり
放物線を描きながら
眼下の道路に落ちてゆく。
一部は安造りのベランダの端にかかって
内側に卑猥な絵図を広げ
外側にしぶきとなって降りかかっていく。
快感のあまり白目になってしまい
身体中を痙攣させながら
半開きの口から精液の残滓と
よだれをたらしている。
車の走行音を背景に
やけにくっきりとした音像で
じゃあじゃあという音が
耳に、頭に響いてきた。

放尿しながら
殆ど失神していたのかもしれない。
しばらくして我に返ると
「ああいいの。」
「ああいいの。」
つぶやきだす。
そして性器からぽたぽたと垂らしながら
またしゃがんでのフェラチオが始まる。
「私の味がする。」
「あなたの味がする。」
激しい露出性交のあとの
いたずらのつもりの後戯のはずだったのに
露出放尿のために
また改めて、欲情したようだった。
舌が微妙にうごめく。
息づかいがまた荒くなっている。
すごい光景に十分に興奮しているのだが
こちらのペニスは完全回復しない。
この人妻がしばしばくわえ込む
すぐ果てても再度をせがむ若者
絶倫亭主のようにはとてもいかないのだ。
奇妙にくすぐったい。
だが、そのままにする。
「ねえ。舐めてるとこも見られてるよ。」
「見せたい。見せたい。」
縮んだペニスをしゃぶりながら
しゃがんだ形のまま身体を90度ほどひねると
M字に開いた股の奥に手を入れて
また自慰を始める。
「恥」の感覚はもうどこにもないのだろう。
また垂らしだした。
また眼がとろけだした。
また身体が桃色になってきた。
「見て。見てええ。」
「こんなことしてるのよおお。」
先ほどの性交
先ほどの放尿
に劣らないような
過激な露出がまた始まっている。
道路を走る車の挙動がおかしいのも
さっきと同じだった。
ただ、今回はこちらが完全な脇役。
いっそ、バルコニーに放置して
中から鍵をかけてしまおうか、と思ったほどだった。
しゃがんで愛液を垂らしながら
しぼんだペニスになおフェラチオを続ける、この人妻
ここまで淫らに堕としてしまった発端は
確かにこちらにあるのだが
その淫乱への変化は明らかに想定外だった。

この女、また
この女、まだ
発情している…

(続く)

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