男前な女前

今日は、早めにボランティアが終わって

ずっと楽しみにしていた、着物を着てお出かけしました



大切にしている着物で、私が23の時に亡くなった彼に買ってもらったので
もう10年前のものになるんですが、
それこそ私が50になっても着れるほど丈夫な着物です




まあ、仲良しさんはご存じですが
私は自分の出生が不明なところがあって、
遺伝上の父親の国籍すら知らないんです


なので、身体的な面でも日本人と少し違うし
頭が良くないことも手伝って、それをもどかしく感じても
どう対策していいのかわからず、やきもきしたりと
心が宙ぶらりんだったんですよね



それを救ってくれたのが、マイヒーローである
「亡くなった彼」なんですが



普通なら、見てくれで人に恋したり判断したりって
大人でもあること、もちろん子どもだったらもっと顕著になるものなのに
そういう「差別」だったり「区別」だったりをしない人なんですよね




私の場合、目の色が左右違っていて
人から見たら「出来そこない」な感じがするし
間違いなく日本人の色じゃないわけですよ

それを私自身もコンプレックスに思っていて
カラーコンタクトで隠したりしていたんですけど・・・


ずっとそれを黙っていて、ある日コンタクトをするのを忘れて彼と顔を合わせたときに

ふと放った一言が、ずっと忘れられないんですよ


彼「今日のマクロ経済学、ノート提出だぞ？
ちゃんととってる？」



私「あのさ、目の色違うって気づいてるでしょ？
何で聞かないの？」



彼「色が違うと、何か身体によくないことでもあるのか？」



私「いや、別にないけど・・・」













彼「じゃあ、それを誇れ！すぐに人に覚えてもらえる
立派な特徴だろ？」












なんですかこの男前発言

私がずっと気にしていたのに
笑顔でとんでもない前向きな考えで解決しやがって
私をこれ以上、惚れさすな

ですよね




こんな言葉を言われたら、メロメロですよ




肌の色でも、「病気」いうくらい白くて
今でこそやや焼けてきたので、みんなと変わらないくらいですけど



私「なんで私だけ、肌が白いんだろ？みんなとおんなじ色にうまれたかった・・・」



彼「肌の白いのくらいで、自慢するなよ？
俺なんか毛も生えてるんだからな
冬でもあったかなんだからな」





何ですか、このイケメン返し


ますます私を惚れさすテクニックだな
そして、私はその手口に見事にハマってるんだからな



ですよ






どんなことも、ただの「特徴」としてとらえたり

他と違うことを「誇れ」って、前向きに思わせてくれたり

彼の存在があって、私は今すごく前向きに生きていられます




手前味噌を褒めていますけど

こんな男性と、いつかは結婚したいです



彼はもうこの世にいないので

どこかに素晴らしい男性がいると信じて




掲載元
http://blogs.yahoo.co.jp/ureeruhiroshi/GALLERY/show_image.html?id=57878500&no=6