処女の巫女

神社に御参りに行くと、今の時期だけは巫女さんがいますよね


高校3年の冬休みに、1度だけ私もアルバイト（神様のお手伝いなので、助勤と言いなさいと教わりました）
をしたことがあるんですよ



たまたま知り合いが募集に応募して

「人が集まらないから、やってみない？」

と声をかけてくれたのがきっかけでやってみました




ただ、やってみて大変なのが

言葉遣い



・ありがとうございますを言わない

・またのお越しをお待ちしていますを言わない

などなど、商売と結びつくことは基本NGですよ、と教わり

ついつい喉まで出てしまう言葉を何度飲み込んだことか


それに、私の配置されたスペースは社の中だったので、暖房完備でしたが

応援で行った「お正月用特設スペース」での作業はまさに地獄


ストーブがついていても、まったく温かく感じないほど身体が冷え切り

手渡しでお守りを渡した参拝者さんに

参拝者さん「大丈夫！？すごく手が冷たいよ？」

と心配されるほど



ただ、なかなか言葉のキャパシティーがなかった私は

私「平気でございます」など、少しおかしい日本語を披露してしまったり

別の参拝者さん「トイレはどこにありますか？」の問いかけに

私「ずうっとあっちでございます」

と、どこまでも行かないとたどり着かなそうな表現をしてしまったり



寒さで頭も麻痺してたんでしょうね




よく聞かれたのが

参拝者さん「ねえねえ、巫女さんは処女だよね？」
の質問




まだ男性経験がなかったので、正真正銘の処女でしたが

私だけじゃなく、どの巫女さんもこの質問は1日100～200くらい聞かれたと思います




後で知りましたが、巫女さん＝処女のイメージなんですよね



神様が男性の場合、神様のお相手をするかもしれないのに

先に人間の男が手をつけた女は失礼だって意味だって

宮司さんに教わりました


神社によっても、諸説あるそうですが

私が教わったのはこの意味でした



世の中って面白いですね




掲載元
http://m.crazy-bee.com/oppaisan/situation/wafu/009.jpg