林さん更生旅行-とりあえず良かった的な結末・・・

朝の日差しで目が覚める・・・

目の前には・・・

昨夜限定だけど・・・

心から愛し合った林さんの寝顔・・・

とかだったら・・・

すごいロマンチックでドラマチックな朝だったんだけど

うーん・・・

使い切ったというか・・・

頑張りすぎて力尽きたというか・・・

ふにゃっとなった林さんのアレ・・・

ほんと　朝立ちもしないくらいに・・・

「おはよう　昨日はごくろうさま・・・」

口に含んで　もぐもぐ・・・

「ゆ、ゆうこさん」

「ん、おはよう・・・」

「何を？」

「ん？朝の日課・・・」

「日課って？」

「ごめんね　今日お泊りだから　代用にしちゃって・・・」

「代用って、誰の？」

「決まってるでしょ　ちあきのよ・・・」

「複雑な心境だ、気持ち良くて嬉しいけど複雑だ」

「あは、複雑でも大きくなっちゃって」

「それは　男の生理ですから」

「この部屋を出るまではね・・・」

「えっ、はい？」

「林さんのものだよ・・・」

「ゆうこさんっ」

「あん・・・あっ」

うん・・・いいよ・・・

ちょっと荒々しくっていうか雑になったけど

マニュアルから少しだけ飛び出したよ・・・

「ああっ、そこっ、ああん　えっ、なに・・・？

うん　わかった　(一番じゃないけど)・・・

あんっ、わたしも・・・愛してる・・・ああん」


林さんに抱きしめられて余韻に浸る・・・

「そろそろ　時間・・・」

「もう少しだけ」

「うん　もう少しだけだよ・・・」

「もう　いいかな・・・？」

「も、もう少し」

「じゃあ　あと5分・・・」

「もうちょっとだけ」

「おまけで10分・・・それ以上　長引かせたら・・・」

「長引かせたら？」

「本気で嫌いになる・・・」

「えっ、まさか？」

「嘘言ってるように見える・・・？」

「わかりました　じゃあ10分」


「あと7分・・・」

「あう　」

「あと6分・・・」

「残り時間キスし続けていい？」

「うん・・・いいよ・・・」

髪を撫でられキスをされ・・・

体中優しく撫でられて・・・

「時間だよ・・・」

「あう」

部屋を出ようとした時

「ゆうこさんっ」

振り返る

「ありがとう　愛してます　一生忘れません」

昨日までだったら・・・

妄信的ば言葉に聞こえたけど

今の言葉は　君の生の言葉だね・・・

「わたしも愛してる・・・」

嘘じゃないよ・・・


そして部屋を出る・・・





これで終われば感動的な終わりだったんだけどね・・・

乱交会場を覗くと

みんな　まだ　寝てるっていうか・・・

やりまくった後って感じ全開・・・

しばらくは　起きないだろうな・・・


廊下でばったりと岩田さんに会う・・・

「おはようございます・・・」

「おはようござい　　　ます」

「あの岩田さん・・・」

「はい？」

「わたしの服　どこかわかります・・・？」

「えっ？」

「部屋に何もなかったんだけど・・・」

「そうなんですか？」

「ええ、　そういえば　岩田さんは元気ですね・・・？」

「そうですか？」

「もしかして　参加しなかったんですか・・・？」

「ええまあ、参加するタイミングがなくて

スタッフの方に参加しようと思ったらあっちも余ってなくて」

「スタッフ・・・あ、やっぱり　そうなんだ・・・」

考えたらそうだよね・・・

料理とか作る人たちがいなきゃ宴会も出来ないしね・・・

ついでに　誰かに見られてる感じがした理由もわかったよ

「もしかして　岩田さんって・・・」

「なんですか？」

「昨日　わたしとしただけですか・・・？」

「ええまあ」

それって　ひどくない・・・？

可哀相じゃない・・・？

と　いうのは実は言い訳で・・・

林さんを振り切って部屋を出たけど

最後　キスして体を撫でられて・・・

実は　すごく体が火照ってたりして・・・

「ここ岩田さんの部屋ですか・・・？」

「ええ、そうです、えっ？」

岩田さんの手を引いて部屋の中へ・・・

「まだ　時間はありますよね・・・」

「ええ、まだ　時間に余裕はありますよ」

ベッドの横まで来てひざまずく・・・

「最後に　わたしとしませんか・・・？」

「えっ、いや、まってください」

「わたしとじゃ嫌ですか・・・？」

「いえ、いいんですか？」

「もし　わたしでよろしければ・・・」

ちょっと　Mな気分かも・・・

「もし　よろしければ　岩田さまの望むままに

わたしを可愛がっていただけませんでしょうか・・・？」

「ほんとにいいんですか？」

「はい　お望みのままに・・・」


林さんとの最後は自分ながら

感動的に終わったと思ったけど・・・

自分で台無しにしちゃったよね・・・

そして別荘を後に・・・

さすがにみんなぐったりしてる・・・

相変わらずわたしは裸だけど・・・

裸でいる意味ない気がする・・・

「御手洗さん・・・」

「えっ、なんだね？」

「服着てもいいですか・・・？」

「えっ、ああ、そうだね」

「じゃあ　着ます・・・」


やっと　服が着れたよ・・・

ただ　面白いと思ったのが

わたしが服を着る姿

着替えっていうかな・・・

その時だけ　みんな元気になるし・・・


そして　待ち合わせのPAに・・・

「ゆうこさん」

林さんが話しかけてくる・・・

「はい・・・」

「今日はありがとうございます」

「うん・・・」

「ゆうこさんのことは一生わすれません」

「うん・・・」

「ひとつ聞いていいですか？」

「うん・・・」

「もう、会えないんですね？」

気づいてたんだね・・・

わたしがもう御手洗さんに関わる気がないことを

そして　林さんにも会う気がないことも・・・

「うん・・・」

「やっぱり　そうなんですね」

「うん・・・」

でも　伝わってるね・・・

「キスしよっか・・・」

「えっ、えっと、はい」

ちあきもそうだけど・・・

わたしも　ところかまわずキスする人だな・・・

「頑張ってね・・・」

「はい、もし　どこかで　僕を見かけたとき」

「うん・・・」

「やっぱり　いい男だって思うようにがんばります」

「うん・・・なってね」

わたしって・・・

もしかしたら　男運っていいのかも・・・

気持ちを通わせた男の人って・・・

いつも　いい思い出になってくれるから・・・

そして　PAから外へ・・・

ちあきの車がある・・・

「おかえり」

「ただいま・・・」

「楽しかった？」

「うん　楽しかったよ」

いっぱい話すこともあるし・・・

あと　いっぱい　可愛がってね・・・

昨日から今日まで　やりっぱなしだったけど・・・

うん・・・

ちあきのは・・・

　　　　　　　　　　　　　　・・・別腹　いや別○○