約束は守らないとね-番外編　ダメだしくらったし

約束は守らないとね・・・完結

だったんだけど・・・

ちあきからダメだしくらいました・・・

わたしのログは　みんなちあきのチェックが入ります

今まで　一度もダメだしされたことなかったのに・・・

「いいんだけど　はしょったね？」

「えっ、なにが・・・？」

「前から思ってはいたんだけどね」

「うん・・・」

「ああしたこうしたで　赤裸々に語ってるようで

どこか　肝心なところ　時々　省略する傾向があるようで」

「あう・・・」

「まあ　どこかで　これはちょっとあんまりにって思うんだろうけど」

「あぅあぅ・・・」

「今回の場合　みんなが興味あるところがはしょられてるし」

「いや　そうなんだけど　記憶が飛んでたし・・・」

「そのために　手は打ってたわけでしょ」

パソコンをちょこちょこっと叩いて

音声ファイルを開く　ちあき

『あふっ、見える・・・？　いやらしい・・・？

あん、そこっ、そう　その角度・・・・あう

その角度・・・そこ・・・あたる・・・見て・・・』

「あうあう・・・」

「ここまで　口にしてれば　何をどうしたか明確だし」

「で、でもっ　いつも言ってるじゃん・・・」

「何を？」

「ぼかすことで　想像を膨らませるって」

「うん　確かに　実際　やったのか　やらなかったのか

どっちだろうと思う内容にはなってる

そして　たぶん　やっちゃってるだろうなって思ってると思う」

「あう・・・」

「したのかな　どっちだろうというステージは終わってる」

「でも、聞いててわかるでしょ・・・思いっきり恥ずかしいよ」

「今回の彼は　最初で最後の特別で」

「うん・・・」

「君の実体は誰の前にも現れないわけだし

だけど君の体はみんな知ってるし　どれだけ　えっちかも知ってる」

「あう・・・」

「君の素顔は　会った人とチャットで見せた人しか知らないし」

「あうあう・・・」

「リアルに存在しながらも　バーチャル的な存在であって

そういう存在が求められるものは　見えないリアルを

補うだけの情報　そういうもんでしょ」

「でも・・・今回のは　書いてて恥ずかしいよ・・・」

「だから　いいんじゃないの？」

「なんで・・・？」

『んぐっ・・・ぐっ、げぶ・・・う・・・うう・・・

げほっげほっ・・・うん・・・はあ・・・あはっ・・・げほっ』

「あうあう・・・」

「この記録から　この時のことを想像して

文章にしながら　飛んだ記憶と体の記憶を結びつけて

ある意味　アフレコかな　その姿を眺めてるのも楽しそうだし」

「あうあう・・・それって　ある意味　お仕置き・・・？」

「うーん　そうだね　絶対　この時　嫉妬したくなる顔してた思うし」

何度　聞き返しても・・・

今更に　すごい恥ずかしくなるし・・・

それに・・・

なんか　すごい・・・時間かかる気がする・・・

細やかに書き綴られるより・・・

ほどほどで　ご想像にお任せ・・・

そっちの方が・・・

どっちがいい・・・？

まあ　こう書いてる時点で・・・

書くことになっちゃってるんだけど・・・

本音は半々で・・・

うん・・・

書かなくていいって・・・

誰か・・・　いや

　　　　　　　　　　　・・・みんな言って