（ｵﾓﾃの続き）K輔さんの離婚

しかし、Ｋ輔さんは今年始めに離婚してしまうのである。

3月にまたまたＫ輔さんからメールあり。「ゆりさん。離婚することにしたよ。母親が老人ボケしてさびしがるようになったから、しばらく日本で過ごすゆえ、永住権を取得するのは先にしたい」とのこと。
あらら、短期間で結婚したり離婚したり、忙しいにゃぁ。

ちなみに離婚に際してもやはり証人のサインが必要だそうな。
またまた会って証書にサイン。「Ｋ輔さん。忙しい結婚でしたね」と私が言うと、Ｋ輔さんも笑っていた。「ゆりちゃん。母親のことがなかったら離婚しなかったんだけどねぇ。人生、予定通りにはいかないもんだ。まぁ、オーストラリアは逃げていかないからもう何年か待ってもいいな」。

「あのさ、ゆりさん。Ａ団体のほうはどうなっているの？今年メールくれたときに外部監視委員会ができて、ゆりちゃんも委員協力者だとあったけど、警察に睨まれたりしていない？」と問うてきたので答えた。
「Ｋ輔さん。まだ三ヶ月だというのに色々ありましたよ＾＾；」と早速、委員から辞退する人が出たこと、またまたその件で揉めていること、環境保護ＮＰＯでも進展がありそうなこと、などなど話した。

「ははは。ゆりちゃんは色々な方面に活躍してるね。そりゃ、警察やマスコミから睨まれるよ＾＾。あいつらは自分たちを鵜呑みにして受け入れてくれる人が好きだからさ。と、言っても警察やマスコミも色々いるけどね。問題意識を持った人もいるもんだ」
「そういえばね、ゆりちゃん」とＫ輔さんはあごひげを撫でながら話した。「来年に新党が発足するんだ。今はまだ準備段階だけどそのグループのリーダーからメールを貰ってさ。これからのことを話す会があるんだ。一緒に行ってみない？環境保護に重きを置いている人たちだから実になると思うよ」

「Ｋ輔さん。新党には興味があります＾＾。今の与党にはかつて期待していたけどガックリ。新たな党が必要だと思う」と私は二つ返事でその話に乗った。





新党の予備グループ。そこで私は懐かしい人たちと再会するのである。