- 名前
- ゆり
- 性別
- ♀
- 年齢
- 44歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- 気さくなゆりをよろぴく☆ ログも読んでね^^ んでもってアドヴァイスなどもよろぴ♪
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(オモテの続き)Hシリーズ★2月末監視委員会議 D実ちゃん・・・
2012年03月18日 20:34
しばらくの間、全員が無言になった。その沈黙を破るようにA代表が口を開いた。
「D実ちゃんの父上が本当にA+B団体当時の被害者なのかどうか?これがわからない限りどうしようもない。しばらく様子を見よう」
A代表のこの言葉でミニ懇親会はお開きとなり、Y本さん・F原さんは部屋を出て行き、私とA代表はお膳と座布団を片付けだした。
「A代表。D実ちゃんは、辞退のあとにA代表と会って話し合ったとメッセに書いてきたけど、そのときの様子はどうでしたか?」と私はA代表に尋ねた。
「ゆりさん。そのときの彼もいつも通りの彼としか言いようがない。辞任する旨の念書を書いてしまって申し訳ない、致し方なかったと詫びていたよ。ただ自分はA団体と共に歩む決意は変わっていないし、警察とも戦い続けるとね」とA代表は座布団を積み重ねながら言った。
「しかしだ・・・」と彼は積んだ座布団をポンポンと軽く叩きながら話し続けた。
「ゆりさん。私としては、彼と警察が組んでいて・・・というようなそこまで手のこんだことをするとも思いにくい。
それよりも、もっと単純に、D実ちゃんが偽被害者で、妄想癖もある目立ちたがり屋だというほうが可能性高いと思う」
「私は妄想癖のある人をたくさん見てきた。ようするに目立ちたい願望が強い人。一般的には目立ちたがり屋というよね。目立つことにより自分を他人に認めさせたい人。心の寂しい人。D実ちゃんもその類で、たまたま私達が受け入れたからずっと続いていたのかもしれない」
私は帰り道にD実ちゃんのことを考えた。彼はかつて父親を巻き込まれで大怪我させられた被害者の息子。
その数年後に加害事件を起こし服役、出所後のA団体が自分と同じく社会に有益な存在となろうと努力していること、今でも被害者達の要請により、警察から見張られていることを知り、シンパシーを感じてA団体に近づき入り込んで同調していこうと決めたと言っていた。
私はその言葉を信じた。しかしそれがすべて虚言だったとしたら・・・考えたくはないが絶対にその可能性がないともいえない。
私は静かに成り行きを見守ろう。D実ちゃんが本当の被害者であることを祈ろう。
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