- 名前
- ooji1215
- 性別
- ♂
- 年齢
- 62歳
- 住所
- 兵庫
- 自己紹介
- 癒しと包容力、あんまり大きさにこだわりは無いオッパイ星人ですが何か(*^-^*)ち...
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輪廻・2
2006年04月19日 10:33
ガシャン~
「しまった、跳ねたかな、いきなり飛び出してくるんやから」
確かにその日は小雨が降って見通しが悪かったが俺がぼんやり運転したのも原因だ、
降りて見ると自転車はもう乗れないぐらいに曲がりくねってた、のり手はどこだと周りを見たらまだ若い女性が膝を押えながらうずくまっていた
「大丈夫ですか?」
「ええ大丈夫です、でも膝を打っちゃったミタイで」
「直ぐ救急車を」をと言うとその子は良いですと言いながら立ち上がろうとしたがやはり膝を強く打ったみたいで痛そうにしてた、俺はその子を後部座席に乗せ近くの外科病院へ急いだ、さいわい怪我も大した事も無くタダの打ち身で済んだが今後の治療費は持ちますのでと言いながら詳しい住所と名前と電話番号を聞いた、
ふと考えると何処かで見たような気がしたが俺は気が動転していたので深く考えなかった、
あくる日事務所に彼女から電話があり
「今後の事でお話しがあります」と来た、午後に会うことになりそれを待った
午後になり彼女が事務所に訪ねてきた
「昨日はうっかりとは言え済みませんでした」
「いいえ、私もいきなり飛び出しましたから」
「まだ痛みますよね」彼女は正直に言った、
「はい、少し痛いです」
「実は今日面接に行く予定でしたが、昨日の事故で歩くのが辛くて行けませんでした」
「そうですか、では今後の治療費の他に貴女の貰える筈のお給料分といっては何ですがそれなりのお金は出しましょう」
「ありがとうございます。
それからモウ一つ」
「ナンでしょうか?」
「少し動けるようになればこちらでアルバイト代わりに雇っていただけないでしょか?」
いきなりの申し出に俺は戸惑ったが、まあ今は忙しいのでアルバイトの事務ぐらいは良いかと思いOKを出した、
それから一週間ぐらいして「もう大分楽になりましたので、来週の月曜からそちらでお世話になって宜しいでしょうか」
と連絡があり、「良いですよ」と返事をした
彼女は月曜の朝に来た、若い子らしく明るい色の
Tシャツに、Gパンが良く似合ってた、
それからの彼女は楽しらしくいきいきと働いてくれた、
あの事から五年が過ぎようとしてた
彼女は良く働いてくれてる、これは良いひらいものかもなと思いながら事務所を後にした
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