恋愛考察

想い慕っていた人は別にいた。
けれどもそれが叶わぬ人だったから・・・

一人に耐えれなくなっていた時

その人と巡り会えた。
ーー
今でも正直時々迷う。本命と言えるほど好きなのはどちらだろう？と
最初は警戒から拒絶ばかりして　挙げ句それでも関わってくるから喧嘩腰にもなった程。
それでも「想ってくれてるから」　そんな安堵感から気持ちが安らいで

少しずつ惹かれていった。

人と深く関わる事を望んでも、自分は傷ばかりで醜いから・・・そんな部分に気付かれたくなくて
その人の優しさに拒絶しか出来なかった。

だから　遠ざける。酷く傷つける前に・・・それを見抜いていたから

「それは華焔の優しさだろ？自分のせいで傷つけない様にって。
誰もが強くない　心の弱さを知っているから。」

相変わらず素直さなんてほど遠い　自分の感情をどう表に出したり言葉にするのか詰まるけど

今はお互い本名で呼び合う仲になった。

それでも　会話はお互いひねくれた毒舌トークでしかないし、メールでもなんでも互いに貶し合う感じでしかないけど。
大人顔負けなシビアな考えを持ってるクセに相手は未成年とあって、最初は面食らったのだが

生き方に　考えに　経験に
何より心に　想いに歳など関係ないから・・・
内面的な部分で言えばヤツの方が癪だけど上だ。そういう部分は否定しないし　認めてる。

会話のやり取りだってこっちの方が一方的にからかわれる程だし・・・

まだ未成年で学生。私は未だ仕事が無くて寧ろ療養しろ！と
かえって毎日　この歳にして隠居生活ばりに暇でならないのだが、
成人でも無いのに忙しいと連絡が途絶えっぱなし・・・とは如何なもんか？
話にする事もないので、メールだと内容に困り　電話をしてみた。

考え方はしっかりした人だ・・・という認識なのに
今日ばっかりはらしくない事を言ってきた。
いつも通り病気やら何でもそう悪化はさせまい・・・と自分を蔑ろにする部分を指摘されながらも

「それ（怪我）治って　仕事して稼げて俺のいる所まで来れたら
お前が俺に望むこと何でもしてやるから。」

普通なら喜ばしい言葉・・・だと思う部分で何故か不審に思った。

「言い辛いんだけど・・・仮に抱いて欲しいと言ったらそれも良いワケ？」「つかまあ・・・嫌いじゃないし。無理な事じゃないからな。」

「彼女でもないのに？」
「正直抱きたいって気はあるしな。」
こういう時返す言葉に詰まる・・・というか困る。けれど、そういう事じゃなくて・・・

「もっと自分の身体大事にしたら？」「俺　彼女以外は抱いたこと無いぜ？」

「なら何で抱けるのさ？可笑しいでしょ」
と、悩んでいると相手の方が二択で本心を探り始めた。正直　素直に甘えたい。それを素直に言えないから・・・とはいえ・・・

ー　やっぱり　イエスと答えると相手はあっさり承諾した。
「何で　抱けるの？」「なんつーか俺の中では特別だから。」

「恋愛の対象では無い。性の対象でもないその特別っていうのが何なのか解らない。
一つ確認したいんだけど
私はアンタの中で変わって欲しい「成長させたい存在」なの？「彼女にさせたい存在」なの？」

「７：３かな「成長させたい」が７」

・・・って事は
「それなら全部断っておく。」
相手からすれば年齢以上に幼い内面の方が心配なだけで、まだお互い好きと言うにはほど遠いのだから。

「Σうお！大人になってる！てか、全部断らなくたって・・・；其処までしなくていいんじゃね；？」
いくら相手がしっかりしていても　信じられても　そういう部分がいい加減ではきっとお互い傷つくし　苦しいだけだから。

「其処まで・・・）まあね・・・；」
でも自分自身の事とはいえ　ちょっと手厳しくし過ぎた気がする・・・；

それでも相手を本気で好いてしまったのには変わりないから・・・だから想いが一方的すぎて空回りなんて避けたい。

「でも　変に甘えてしまったら・・・きっと私はそれを本気にするかもしれない。
それでお互い苦しくなったら意味ないでしょ。Σつーワケで！メールと電話だけで結構です。
そのかわり・・・なるべくメールしてよ？電話切れなくなるし、長電話で寝れないの嫌でしょ？（放置はやめれ＃」

なんかしらやってれば忙しいのは解る。学生であれ社会人であれそれは変わらない。

ー　けれど　寂しいから。

「わかったよ。だからといって一人で泣くなよー？」「Σうっさい///；！」（Σいいじゃん別に///！迷惑かけないでしょ＃；）

依存にならない様に　大好きな人程見失わない様に　互いを大事に思いやっていける距離を保っていたい。
寂しい時　どうしても甘えが過ぎてしまうけど、それも避けたい。例え続かない関係でも笑いあって後腐れしないで関われる様に・・・

ー　正直　あまり精神的に良い状態とは言えなかったんだ。　メールも困って　だから電話した。　ー

「寂しかったんだろ？」

「んー・・・寂しさ超えて苛ついてきたから。寂しがってばかりいて馬鹿みたいじゃん＃って　こう・・・ムカっと。」
「怖ぇーよ・・・；」
「なら、偶には連絡しろってんだ。」※放置も程々じゃないとひねくれる。

「挨拶以前に背後から驚かされたり最悪胸揉まれて「ぺったんこーｖ」とかやられてっから・・・；」
「あ・・・良いなそれ！俺もやろっ♪」
「Σいや、同性の子だよ!?外とかでも！それを男になんて・・・っ；」

「きーめた♪ぺったんこーｖ」※マジやりそう；
「Σヤメレ；（Σ野外羞恥か！」

愛する人との死別を経験した人と　生と死の狭間で別れを知る人
二度と逢えない絶対的な別れを知ってるからこそ大事にしたい。

貴方がいる。今という現実を・・・


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