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好きで、好きで、たまらないんです

2008年05月30日 01:32

岩手の君のことが・・・嘘です。いや、岩手の君を愛していることが嘘じゃなくてですね。あの、その、簡潔にいえば、タイトルが、ある有名人セリフから引用してるんだ。
・・・これだけじゃ、誰か、わからないよな・・・金田一耕助なのだが、オモテログで、はまってる人がいたので、パクってウラログネタに。
横溝の金田一といえば世間のイメージだと、乱歩より現実的なイメージがあるが、歳をとりすぎて蛆虫ぐらいの大きさになったミイラ婆さんや、幽霊とかが普通にでて、やっぱり乱歩編集者やってた人だなと思ったものです。
乱歩には傑作短編『算盤が恋を語る話』という不器用な男の恋愛譚があるのですが、じゃあ溝口は?というと金田一もので、厳密には恋愛譚ではなく、ミステリーでなんだけど。不器用な男の、ちょっと切ない話があります。
 
『女怪』という作品で、水商売の女容疑者に惚れてしまった金田一のセリフがこれ。しまいには「ぼくはどうせ道化師ですよ。どうも我ながら変ですよ」もう、ね、もてない男同士共感しちまったよ。
その女性恋人ができて身を引くんだけど、まだ、惚れてるところとかね。女性からみたら、情けないの一言で終わってしまうかもしれないけど。けど、この話の金田一は好きだ。

もちろん、岩手の君も相変わらず愛してるよ。

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