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No.52.stimulate?

2008年04月12日 22:47

素顔さらさず calling 透けるような肌にloveless
どこにでもいそうでいない fanky girl
Blue eyes に魅入られ judgment に裁かれ
prison に閉じ込められslave になりさがる
体を許してもプライドが傷つきrage
どんなにボロボロに刺されても捨てる事できず
はまってる 深みにもはまってる

wide な感情 dangerrous な行動
risk を背負ってまで 求め続けるtime limit までも
笑顔見せずsmiling 焼けるような唇に hateless
いつかくるいそうな crazy girl
red soul にだまされpolice にはめられ
goddess に忘れ去られ curse に落ちぶれる
心が忘れても 本能が働きかけ remember
こんなにボロボロに蹴られても思い出せず
うかれてる こんなにもうかれてる
経験した事もない stimulation
強すぎる あなたがくれた pleasantsensation
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
DETECTIVE M 5.抱擁
漸は5分程で俺達の所に到着した。
もう一台車が来ている。中には二人いるがどちらも見た事のない男だった。
俺がやめてから配属されたのだろう。
「龍、義彦君、とりあえず俺の車に乗ってくれ。」
漸はそう言うと車の後部座席に目配せした。
義彦は栞を車の助手席に座らせてから後部座席右側に座った。
そして俺は左側に。
「栞さんは気を失っているだけだと思います。」
漸が何か言おうとしたがそれを制するように義彦は続ける。
「ただ、念の為病院に連れて行った方が良いと思います。」
漸はしばし黙って考えているようだった。
栞の身を案じたのだろうか。
「わかった。」
一言返事をすると携帯で何処に電話しだした。
俺達二人が車に乗るのと入れ違いに、もう一台の車の刑事二人が車を降りた。
それはほんの僅かな時間だった。
一番最初に気付いたのは義彦だった。
だが奴とは一番遠い位置、車道側の後部座席にいた為間に合わなかった。
気絶したはずの男は突然飛び上がり突然駆け出していった。
刑事達は一瞬判断に迷ったようだが、一人はそのまま走り出し、もう一人は車に乗り直して奴を追いかけていった。
漸は俺達を乗せているからだろう。ことの成り行きを見守っていた。
「とりあえず、栞を病院へ連れて行く。その後で二人に詳しく事情を聞こうか。」
「わかった。」
「わかりました。」
そして車は動き出した。

――――――――――――――――――

栞は漸の知り合いの病院に預けられた。
義彦は漸に簡単な事情聴取を受けた後帰宅したとの事。
俺も事情聴取が終わり、漸の車で栞がいる病院に向かっていた。
事務所はしばらく警察捜査の為立ち入り禁止になっている。
当然の事なのでとやかく言うつもりはない。
突然漸が話しかけてきた。
「全くわけがわからないな。」
「俺だってわけがわからないさ。」
「そうだろうな。だがあの逃げた男の足の速さは尋常じゃなかった。それだけは確かだな。」
「あぁ、間違いないな。」
「龍、着いたぞ。院長には話をしてあるから受付にいっておまえの名前を教えてやれ。栞ちゃんの部屋に案内してくれる。」
「わかった。いろいろありがとうな。そのうち奢るわ。」
「楽しみにしてるぜ。じゃあな。」
「あぁ、じゃあな。」

車を降りた俺は病院というのは少し小さい建物の中に入り、受付にいた女性看護士に名前を名乗った。
看護士は少しも嫌な顔をせず、栞の眠っている病室まで案内してくれた。
漸が気をきかせてくれたのか病室の入り口には制服姿の警官が二人たっている。
「ご苦労様。」
そう挨拶をして病室に入って行った。
栞は静かな吐息を立てて眠っているようだった。
今日一日いろんな事がありすぎて疲れた。それが本音だが、結果的に栞に何もなくて良かった。
大事な者がこの手からこぼれてしまうのはもう味わいたくない。
余程疲れていたのか気付かないうちに俺も眠りに落ちていた。

――――――――――――――――――

だれかが髪をなでている、そんな感触を感じて俺は目覚めた。
御免なさい。起こしてしまいましたか?」
栞の声が耳に飛び込んできた。
「いや、気にする必要はないさ。」
俺は朦朧としている意識を呼び戻した。
「知らぬ間に眠り込んでしまったようだな。すまない。」
「いいえ、私こそ御免なさい。」
俺達二人は一体何に謝っているのだろうか。

「体は大丈夫なのか?」
「はい、たぶん気を失っていただけなんだと思います。」
栞の体が小刻みに震えている。
「落ち着くまでここにいるといいさ。表には護衛の警察もいる事だし。」
「はい。」
栞は突然俺の手を握ってきた。
俺はぴくりと反応してしまった。
御免なさい。少しでいいんです。このままこのままでいてくれませんか?」
懇願するような栞の瞳に俺は断る術を持たなかった。

どれぐらいそうしていたのだろうか?
気付けば栞は再び眠りに落ちていた。
突然あんな目にあったんだ、恐いのも当然だろう。
俺自身あんな表現のしようもない恐怖を味わったのは初めてだ。
そんな奴が今だこの街の何処かにいる事を考えると何とも言えない罪悪感を感じてしまう。
意を決した俺は、栞の手を起こさないように静かに離して病室を後にした。

――――――――――――――――――

俺は何をするでもなく街中をぶらぶら歩いていた。
携帯をとりだすとA.M.7:12の表示と藤井零菜の着信表示。
「おはよう、龍。」
「零、おはよう。どうしたんだ?」
「漸に事情を聞いたのね。今晩寝るところないんじゃない?」
「あぁ、そう言われてみればそうだな。」
漸に言えば事務所で寝る事も不可能ではないだろうが、余りする気にはならなかった。
「うちに来てもいいわよ。何度か来た事あるんだしね。」
「それはありがたいな。俺も一つ頼みがある。」
「何かな?私に出来る事ならなんでも協力するわよ?」
「漸に聞いてると思うが、栞は今入院中なんでね。着替えを持っていこうかと思うが、年頃の娘だろ?同姓のおまえが持っていった方がいいと思って。」
「ふふ、それもそうね。」
「あ、あともう一つ。今からおまえの家にいって眠りたいがいいか?」
「了解しました。今日はお店休みだから気兼ねしなくていいのよ。」
「ありがたい。それじゃぁ向かうわ。」
「龍、待ってるわ。」
零との会話が終わった後、漸に電話をして俺と栞の着替えを取りにいきたい旨を説明し了解を得た上で零の家に向かった。
零の家に着いた俺は、挨拶もそこそこに居間にひかれている布団で深い深い眠りに堕ちていった。

――――――――――――――――――

どれぐらい眠っていたのだろうか?
零に叩き起こされた。
若干朦朧とする頭で、腕時計を見ると12時42分。5時間以上眠っていたのか。
零にせかされるように事務所に向かい、俺は自分の着替えを、零は栞の部屋へ行き、栞の着替えをまとめた。

そして栞の入院している病院へ向かった。

病室のドアを開けると栞は起きているようだった。
「栞、零に頼んで着替えをもってきたぞ。」
「龍さん、零さん、ありがとうございます。」
今朝の事があったからなのか?栞の顔は若干火照っているようだった。
栞ちゃん、久しぶり。元気そうで良かったわ。」
「零さん、わざわざご足労頂きありがとうございます。」
「いいのいいの。困った時はお互い様でしょ。」
「まぁ、栞も元気そうで良かった。」
俺達三人は30分ほどとりとめもない会話をして。また明日来る事を伝えてその場を後にした。

零の家に着いたが、零は店に用事があるとの事ですぐに外出してしまった。店を切り盛りするってのは大変なんだろうな。

俺は今回の事件について思考を巡らせていた。
三剣姉妹の事と昨日の騒動、関係がありそうな予感はするのだが接点をみつける事すら出来ない。

今朝と一昨日の朝の朝刊があったので、関係しそうな事件がないかみてみたがこれといってそれらしい事件はなかった。

考えるだけ無駄な気がしてきた俺は、勝手にシャワーを借りて、その後は事務所から持ってきた心理学の本を読み始めた。

――――――――――――――――――

どれぐらい時間がたったのだろう?零が帰ってきた。
「ただいま。」
「零おかえり。」
「御免ね。思ったより時間かかっちゃった。」
「気にする事はないさ。」
「ありがと。とりあえずシャワー浴びてから夕飯何か作るわね。」
時計を見てみると18時39分。
「もうこんな時間だったのか。」
「腕によりをかけて作るから楽しみにしてなさい。」
「あぁ、楽しみにしてる。」
零はシャワーを浴びにいった。
邪な気持ちがあるわけじゃないが、なぜか少しドキドキしてる。
シャワーを浴びて髪をおろしている零もなかなか魅力的だななんてわけのわからない事を考えてしまった。
そのまま零は台所に消えていった。
そういえば料理の腕前はなかなかのものだったな。
オーナーなだけはあるなと昔に関心した事があるのをふと思い出した。
そしてテーブルに並べられたのはカルボナーラパエリア
栞の料理とはまた一味違う世界を醸し出している。
ワインが似合いそうな夕食だな。
なんて考えているとまるで俺の心を見透かしているように赤ワインを一本と白ワインを一本いれたワインクーラーを持ってきた。
まさにいたれりつくせりの夕飯だった。
赤ワインを先にあけて夕飯と共に喉に流し込む。
過去の思い出や出会う前の事など楽しい時間だった。
食べ終わった後はソファーに場所を変えてまた一時の会話を楽しんでいた。
「あれからもう一年も立つのね。時間の過ぎるのは早いものだわ。今だに私の中では昨日の事の様なのに。」
「あぁ、そうだな。俺も同感さ。」
一年前零は結婚をして一年程たっていた。零の旦那は、一年前ある事件で命を落としていた。そう、零は未亡人なのだ。
俺も同じ頃恋人を失っていた。ある日突然荷物が全て消えていた。
「お互いに忘れられない出来事よね。」
零の顔が寂しそうだった。
「忘れようとしても今でも夢に出て来るの。忘れたいのに。」
俺に抱きついてきた零は泣いていた。
何も言えず俺はそっと彼女の髪を撫でていた。
ふと唇を重ねてきた。
俺は抗う事もなくされるがままになっていた。
越えてはならない一線を越えてしまった。
アルコールが回っているだなんて言い訳にしか過ぎない。
友達でもなく恋人でもなく、傷の嘗め合いの関係。そして本能が理性を上回る。快楽と言う名の下に。
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