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鳥の歌
2005年11月26日 17:26
どんなメロディーだったか忘れてしまったな・・・
ロルカをネットで調べていたら、スペイン内戦のサイトがあった。あー、ロルカってスペイン内戦で死んでたからなー、と思いながら懐かしい気持ちで読んだ。「スペイン内戦で活躍した著名人」という欄に、カザルスの名前があった。
あれ、カザルスもスペイン内戦に参加していたんだっけ?すっかり忘れていた。
カザルスはスペインが生んだ偉大なチェリスト。
もう死んでしまったけれど…
ニューヨーク国連本部で鳥の歌を演奏したのはとても有名(いつの話だ)。
鳥の歌はもともとカザルスの故郷スペイン・カタルーニャ地方の民謡だったものを、カザルスが編曲したもの。曲としても私好みだが、カザルス個人の歴史を付随すると単なるクラッシック以上の重みがある。
スペイン内戦は単純にいうとフランコ将軍率いるファシストと共和政党との戦い。最終的にはフランコ将軍が勝利し独裁政権を樹立する。反フランコ側であったカザルスはスペインからの亡命を余儀なくされ、死ぬまで故郷へは帰れなかった(享年1973年)。
第二次世界大戦終結後、世間一般にはファシズムは弱小化した印象を受けるが、実はスペインはフランコ将軍が死ぬまで(享年1975年)ファシスト独裁政権だったりする。その後は王制。(このギャップがたまらない)
鳥の歌は反ファシズム・反フランコだったカザルスが故郷を想い、平和と自由を象徴させた曲。
「私の生まれ故郷カタロニアの鳥は、ピース、ピース(英語の平和)と鳴くのです」(1971年ニューヨーク国連本部にて鳥の歌を演奏した時の言葉)
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