思わせぶりな新入社員31

僕は今到着したばかりだというフリをして、Tちゃんに近づき声をかけた。
Tちゃんは昼間の表情とは一変、このような雰囲気がよく似合う感じに見えた。服装までも、、
まるで僕を挑発してるかのようだった。まさか、僕の魂胆が丸分かりとか、、？こうなったら何が何でもやってやる！！そんな気持ちを強く持ちつつ、柔らかい声と表情でTちゃんに話しかけた。
「最近はこういうところも面談で使うようなんだよね」
「そう、、なんですか？面談で、、ですか？」
「うん、あまり堅苦しかったらいい話にならないからね」
「分かりました。あ、あの、、今日は私一人ですか？」
「うん、そうだよ、時間を十分かけていかなきゃならないからね、、」
「はい、、分かりました、、」
辺り一帯はすべてラブホテルしかない。
「さぁ、Tちゃん、行こう？」
「どこへ？ですか？」
「「もちろん、ここだよ！」
僕は指定してあったラブホテルを指さし、Tちゃんの背中を軽く押しながら中へと入っていった、、。