思わせぶりな新入社員25

Tちゃんの約束の時間までどれくらいあるか、、？移動時間を入れたらオフィスにいられるのは3時間程度か、、。頭の中で計算を済ませてからKちゃんに声をかけた。
「メールの件だけど、僕も話しておきたいことがあるからよかった。ちょっと部屋を変えようか。」
そういってほとんど人が来ないような給湯室に行った。
「どんなお話しでしょうか？」Kちゃんが訊いてくる。
「僕のうわさ、すごいらしいね？Kちゃんはどうだい？体験してみないか？きっと特別な一日になると思うよ？」
ものすごくストレートに言ったが、これでよかったのか？僕に一瞬の迷いがあったが、それもすぐに打ち消された。
「んふっ、せんぱいと～、♡♡♡、したいってぇ～、Kがぁ～、言っちゃったらぁ～、せんぱいはぁ～、
どうしちゃいますぅ～、♡♡♡？」
まさか本当にこんな展開になるとは想像もしてなかったので、、いや、、正直にいうと、こうなってほしかったが、いざなってしまうと小心者の僕には手に負えない事態になってしまったんじゃないかと後悔し、焦りだした。
Kちゃんは身体を密着させ、ネクタイを指に巻いて
「ここなら大丈夫？」と甘くささやいてきた。
僕は生つばをゴクリと飲んだ。蛇に睨まれたカエル状態だった、、。