思わせぶりな新入社員24

「少しおこがましい要望だとは存じますが、、」
Kちゃんのメールの出だしはこんな調子で始まっていた。
とりあえず読み進めてみた。
「先輩が私たち新人をどのように教育なさるのか、私たちも気にしているところでございます。
つきましては、わたくしKが代表として先輩のお考えを伺いますゆえ、本日終業後、お時間をいただけますようお願い申し上げます。大変お忙しい中、誠に申し訳ありませんが、よろしくお願い申し上げます。」
なんだ？けっこうまじめな子じゃないか！？僕はいささか驚いたが、僕は本気でよろしくないことを考えていた。


終業後、、僕は課長に申し出たとおり、残業して教育プログラムを作ろうとしていた、、というのは建前で、本当の狙いはKちゃんとオフィスでムフフなことをすることだった。しかも忙しいことに、そのあとにはTちゃんの個人面接をホテルでするという一大イベントが待っていた。
とりあえず課長が退勤するまでまじめ腐って書類を眺めていた僕。課長がいなくなるや、Kちゃんを呼び止め声をかけた、、。