- 名前
- ユリ
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- 年齢
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- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「アーチーズ」レビュー☆
2023年12月17日 02:26
アガスティア・ナンダ主演他。舞台は1964年、インドにある架空の街リバーデイル。イギリス入植者たちを祖先に持つアーチー(アガスティア・ナンダ)と仲間たちはリバーテイルにある公園「グリーンパーク」とともに彼らのルーツを感じながら育ち、青春を謳歌していた。そんなある日、「グリーンパーク」を取り壊し、新たに高級ホテルを建設する話が持ち上がる。アーチーたちの友情や恋、世情が目まぐるしく変化する中で、果たして彼らは「グリーンパーク」を救うことが出来るのか?イギリス統治時代の影響を受ける60年代インドの若者たちを描いたグローアップ・ミュージカル。
6/10点!!アメコミ原作で舞台をインドに移し実写化というレアケースな作品。そのせいか、リバーテイルという入植者たちの街が舞台だからか、いわゆるボリウッドという感じではなく、歌もダンスもがっつりあるけど、ウエスト・エンドのミュージカルを観ているようだ。イギリス統治の影響を受けているであろうファッションや文化も、インド特有の原色カラフルな華やかさとマッチしていて、どのシーンもお洒落で楽しそう。でも豪華絢爛な美と数で圧倒するボリウッドミュージカルと比べるとダンスはバラバラだし、歌も合唱みたいに聞こえてしまい、まとまりがなく感じた。冒頭の楽曲「Sunoh」は爽やかでノリが良くツカミはバッチリだっただけに、その後の主人公たちの全然動き出す気配がないダラダラ時間に足を取られて失速してしまったのが意外だったし残念だった。ミュージカルは冒頭で掴まれたら最後まで最高評価は変わらないことが多いのだけど本作は違った(>_<) というか、アーチー役のアガスティア・ナンダがめっちゃイケメンで歌も上手くて掴まれてたら、こちらも蓋を開けてみれば狭い街で親友同士の女の子2人を股にかける手に負えないダメンズなんですよ。しかも、最後までダメンズのままだっていう(爆)なんでダメンズっていつも顔面最強なの(爆)「愛を制限したくないし、人はそれぞれ美しい」って、そうだね、それなら一夫多妻制の国に行ってくださいとツッコんでしまった。あと、キャラクターが多過ぎてアーチーの親友という美味しい立ち位置のはずのイケメン、ジャッグヘッド(ミヒル・アフジャ)のキャラが完全に死んでる。ヒロイン二人の身長、体型、キャラ分布が同じなので、見分けがつきにくい。映画に集中出来ない雑音が多過ぎるのだ。ボリウッドではあまり見ないタイプの作品で、若手の音楽をバンバン使っていたり、色々挑戦していて注目のゾーヤー・アクタル監督作だっただけに、期待値を上げ過ぎてしまった。ストーリーも凡庸で、ある意味ミュージカルはその凡庸さを完璧カバー出来る力があるものだと信じているが、今作ではカバーしきれていない。もう少し精度を上げてから世に出して欲しかった。2024年劇場未公開・NETFLIX公開作品。
このデジログへのコメント
ノートさん
微妙な映画程原因を探り当てようとしてダラダラ書いてしまう傾向にありますインド映画、ネトフリくらいしか入ってこないのでまだ流行りがわかる程は観れてないかな。でもこの監督はわりと個性的です。
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