- 名前
- ユリ
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- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「聖なる証」レビュー☆
2022年11月17日 23:46
フローレンス・ピュー主演他。時は大飢饉から13年後の1862年。ナイチンゲールの教育を受けたイギリス人看護師のリブ・ライト (フローレンス・ピュー) は、アイルランドはミッドランズ地方の敬虔なコミュニティに呼ばれ、15日間かけて同胞の一人を観察するよう依頼される。その人物とは、4ヵ月もの間食べていないにもかかわらず、天の恵みにより奇跡的に生かされているという11歳の少女、アナ・オドネル (キーラ・ロード・キャシディ)。アナの健康状態が急激に悪化するなか、リブは真実を暴こうと決意するが、信じることをやめようとしない村人たちの厚い信仰が立ちはだかる―。19世紀に起きた4か月食事を取らない“奇跡の少女”の実話を基にしたサイコスリラー。「ルーム」のエマ・ドナヒュー脚本作品。
4/10点!!冒頭から意味深な構成で入り口が小難しいことになっている。理解出来るだろうか?とずっと気になってしまうけれど、あまり気にしないで観た方が良いです。1860年代、看護師はまさしくナイチンゲールの活躍あって「白衣の天使」と呼ばれていた頃だけれど、舞台となるアイルランドの片田舎などでは、修道女が加護氏の役割を担っている。看護師が求められるものが科学的医療より精神的癒しの割合が大きいと一般層が認識している雰囲気。それがどっぷり宗教方面に引っ張られてしまっていたのがこの事件。つまり、観ながら謎解き感覚で「点滴じゃない?」なんて科学的な回答を予想したりしたけれど、そんなわけもなく、やっぱりあっち方面で。キリスト教徒が隠す罪ってこれ一択なのかしら?(^^;) 善も悪も何事においても、どちらかに傾倒し過ぎるとコインの表裏があっさりひっくり返ってしまう。裏になった人々はひっくり返っていることに気が付かない。本作の最後もIN,OUTが、自分の力で外へ出たつもりでも新たな物語へと移動しただけに過ぎないことを示唆している。私たち人間が見るものはすべて“信じる”という錯覚に過ぎないという結論に落ち着いているけれど、哲学方面に持っていきたいなら、もう少し深く掘り下げて欲しかったし、そうじゃないと少し考えてすぐ忘れる類の作品になってしまうと残念に感じた。2022年劇場未公開・NETFLIX公開作品。
このデジログへのコメント
当時の時代背景を知るには良い作品だったかと思います。
ただしアイルランドに興味がある人にはですが。
映画は場面の切り替わりがデジタルぽくて、もう少しアナログ的に場面がつながると分かりやすかったかな。
> エフさん
アイルランドは神秘と未知のエリアですよね。興味あるけど理解が難しい。デジタルとアナログそこまで進んだ視点から見たことないです!w
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