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「君の誕生日」レビュー☆

2022年09月04日 00:41

「君の誕生日」レビュー☆

ソル・ギョング、チョン・ドヨン主演他。ずっと忘れない。2014年4月16日、セウォル号沈没事故―残された私たちが迎える、君がいない君の“誕生日”。2014年4月16日・・・この世を先に去った息子スホ(ユン・チャニョン)へのいとしさを抱きながら生きるジョンイルとスンナム(チョン・ドヨン)。やがて1年にたった1日だけのスホの誕生日が近づいてくる。母スンナムは主役不在の誕生日息子がいない現実を認めるようで怖くてたまらない。一方、ある事情により息子が亡くなった日に父親としての役目を果たせなかった父ジョンイル(ソグ・ギョング)は、家族に対して罪悪感を抱えたまま、あの日から2年後に韓国に戻ってくる。彼にとってすべてが見慣れない現実の中、家族と一緒にスホの誕生日を迎えるが・・・。忘れられない傷を持つすべての心に寄り添う、慰めと共感、記憶を紡ぐ感動作。

7/10点!!チョン・ドヨンが苦手なので避けていたのですが、評価良いのと涙活したいタイミングだったので鑑賞。まぁ、期待通り泣くよね。生き残った子どもたちや隣人の苦しみなども描けていてリアルで良かったです。なかなか、主人公の泣き声で隣人が苦しみ続けて大学落ち続けてるまで描けないと思う、見事です。序盤、妹の辛い環境が辛かった。海への拒絶反応や親の衝動的な悲しみになすすべなく巻き込まれてしまうところとか。人は弱いから、どうしてもそのコミュニティで一番弱い人間(自分を守る術をもたない子ども)に皺寄せがいってしまったり、当たられてしまったりする。してしまった方は自己嫌悪でいっぱいになるけれど、相手にぶつけた傷は消えないし、すでに自分でいっぱいいっぱいで、自分自身すら大切に出来ない母親は我が子の悲しみに対応することができない。人に寄り添うって難しいとあらためて思いました。寄り添う覚悟がないのに口出ししたがる無神経な人間がこの世には多すぎます。父親は遅すぎる。あの状態の母親を一人にしといたなんて。刑務所だから仕方のないことだけれど、もう修復不可能なことが人の気持ちにはあるんだよ・・・(涙)あと実は、私も遺族会なるものをまだ信じていないです。あれは正常性バイアスが正常に働く人たちのものだと思っている。同じ立場になったら情報交換以外の使い方するのかな?スホ役が最近ネクストブレイクなユン・チャニョンだった。もうあんな悲しい事故が起こらないことを祈っています。2020年公開。

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