ロック、ストック＆トゥー・スモーキング・バレルズ

私、生まれ変わったらロンドンの下町に住むオトコノコになりたいです（＊＾＾＊）
この作品に出てくるような一攫千金を夢見る幼なじみのチンピラ４人組みたいな

私のイメージしているロンドンボーイってクリスチャン・ディオールのデザイナージョン・ガリアーノなんですね
スタイリッシュでアナーキーでロックと結びついていて、どこかイタズラな少年っぽさを感じるイメージ
フランスの優雅でエレガントなイメージが彼の、斬新かつ奇抜な、でも品のある彼のイメージに染めてしまいました

ジョンの世界と、この作品は全然違うけれど、似た感覚を堪能する事ができました

幼なじみのチンピラ４人組の一人、カードプレイの得意なエディーが仲間内から現金を工面して、ポルノの帝王ハリーと勝負し、負け、５０万ポンドの借金を作ってしまいます
一週間以内に返済しないと、仲間達の指を１日遅れる毎に１本ずつ切ると脅され、隣人の強盗団が計画する麻薬製造グループの襲撃を盗み聞きした４人は、強盗団が奪った金を更に奪おうと考えます
しかし、この計画は、敵から四方八方塞がりになってしまいます
「チンピラ四人組」を中心に、「ポルノの帝王ハリー」「隣人の強盗団」「麻薬製造グループ」「黒人ギャング」「子供連れの取立てや」「２人組のこそ泥」と非常に登場人物多いんですけれど、不思議とわかり易く出来てます
だんだんと全部のつながりがハッキリしていって、ハナシがズレにズレて、ヤマ場の黒人ギャング達による大殺戮シーンはなぜかおかしすぎて笑えました・・・
死体の山が沢山でき、かなりヴァイオレンスなんだけれど、洒落たセリフとテンポのいい展開と音楽と美味く絡み合ったスタイリッシュな映像が最高に刺激的です！！

特に音楽と映像だけのシーンとかカッコいいです！
カードゲームしているシーン、金と麻薬を奪って飲んで、マリファナ吸いまくって、闘牛の真似して遊んでるシーン
ココだけみてもカッコいいです

私にしちゃ珍しく女性があんまり出ていない作品でこれだけ気に入るのは珍しいんですよ（女性って言っても麻薬製造グループのラリッた女の子と、クラブでハダカで踊っているおネーさんだけだもんね・・・）

この作品撮ったの、ガイ・リッチーって後にブラピが出演している「スナッチ」撮ってその後マドンナとご結婚された方なんですね
もともとヴィデオクリップを撮っていたそうで、マドンナのヴィデオクリップも撮っています
私、すんごい印象に残っているのが、マドンナが老婆を乗せて暴走する作品！！
一度だけ観て一目惚れしたのですが、これマドンナのＤＶＤに納められていないですよね？
入ってるＤＶＤあったらめちゃめちゃ欲しいです

ガイ・リッチーはタランティーノなんかと比較されているみたいですけれど、また別物として楽しみましょー（笑）
なんたって気鋭のロンドンボーイ、ジョンガリアーノとパンキッシュなヴィヴィアン・ウェストウッドを輩出した国の映画ですから！

しかしあの散弾銃どうなったんだろ・・・（＾＾）