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クロウー飛翔伝説 その2

2005年11月01日 00:55

クロウー飛翔伝説 その2

昨日に引き続き「クロウー飛翔伝説」について記載いたします
なんたって今日はハローウィンですから♪
って言うか、このネタで一週間位引っ張れそうなんですけれど・・・ワタシ・・・(笑)

悪玉トップ・ダラーのセリフ一番好きなのがコレです

『今年もまた“悪魔の夜”がやってきた
例年なら祝杯をあげ火をつけまくり大騒ぎするところだ
問題は方法がマンネリ化しちまったって事だ
マンネリは退屈なものだ
やめるにはいい理由だ 他に理由はない
ある人間にアイディアが浮かぶ
そのアイディアが他の人間をひきつける
アイディアは拡大しいつの日か社会の慣わしとなる
最初はなんだった?それが大事なんだ
オレが最初にこのアイディアを思いついた時オレの体は喜びに震えた
いいか諸君!素人欲望に生きる
“秩序の破壊”“混乱”“アナーキー
これが楽しい
オレがこの街で最初に放火を創めた
それを他の素人連中がマネするようになったってワケだ
その連中に今“悪魔の夜”の招待状が届く
そうするしかない、そうさ、アイディアがこうして慣わしになったって以上もはや変えるしかない!
今年は今までに無いスケールのデカイ放火をし、神にオレ達の力を知らしめるって事さ
いいかお前達!オレの目をもう一度真っ直ぐに見て自分に問いかけるんだ!!
「オレ達に慣わしを変える力はあるか!!」』

カッコいいですぅ!
こんなおにーちゃん欲しいですぅ!
とんでもない事言っているのは百も承知です(笑)
でも、このセリフに惹かれないとこの作品は楽しめません
これが悪玉トップ・ダラー自身が持っている「スタイル」だから

トップ・ダラーの父親は、彼の腹違いの妹の母とヴェトナムで出会っています
アメリカ軍のせいでヴェトナムは焼け野原になり、その恨みを放火という形で晴らす事が妹への愛の証であり父親の弔いなのだとか

トップ・ダラー役のマイケ・ウィンコットはこのセリフを即行で考えアドリブで演じたそうです
このトップ・ダラーがどんな人間か、一番表しているシーンに正にピッタリです
ホントに彼を解っている!!

でも、ハロウイン結婚するはずだったエリックシェリーは“悪魔の夜”のせいで謀殺され、その恨みを晴らす為1年後2日間だけ蘇るパワーを得たエリックはトップ・ダラーを探し当てます

この物語はエリックとトップ・ダラー、お互いの愛の戦いの物語だったんです
そこまで詳しくは語られていないけれど、そんな想いが込められていて、映像と音楽と俳優さんが旨い具合抽象的にマッチしてラスト切なくなってしまうんじゃないでしょうか

このDVDの特典映像、作者のインタヴュー観ながら泣いてしまいました
この作品はアメリカコミックが原作なのですが、エリック恋人シェリーはその作者ジェームズ・オバーの恋人だった人そのままなんだそうです
10台の頃出会い、付き合い、婚約し、その後酔っ払いに殺されてしまいました
それから、昼間、働きながら、夜は誰に見せるわけでもない「The CROW」を描き、その中に自身の想いをぶつけていたそうです
それを語っている姿が、想いが、もう、エリックとダブってしまい泣けて泣けてしょうがなかったです
だって、ある日突然、最愛の人が見知らぬ男の手で殺されてしまったんですよ
私の身の上にそれが起こったら、私、自分がどうなるか想像もつきません
そんな想いを、乗り越える為に、自分を救う為に描いてきた作品だったって知り、言葉に出来ない想いで一杯でした
コミックに描かれている街はジェームズ・オバーが長年住んできたデトロイドがモデルで、実在する風景もあるとか
世界感は、ずっと聴いてきたロックの世界からインスピレーション受けているらしいです
確かに、「ロック」です!!
「神、悪、ゴシック」の世界感だけれど、それが旨く音楽と絡み合ってます
それが最高にクールカッコいい!!

そんな想いを、エリック役のブランドン・リーも受け継いで役を演じている今や貴重な、ブランドン・リーのインタヴューも特典DVDに納められていました
ブランドン、凄く瞳を輝かせて語っています
オーラで、この役にどれだけ入れ込んでいたのか
伝わってきました
前のログにも書きましたが、ホントに惜しい人を亡くしたって心底思います
生きていれば絶対、いい俳優になっていましたよぉ!
ジェームズ・オバーの想いと、コミックの世界感
、それが音楽、映像、俳優さんと美しく融合しているから、今もカルト的な人気があるんだと思います

メル・ギブソンの「ブレイブハート」のラスト、妻が迎えに来るシーン
あれは正にこの作品の影響ですね!
「セブン」もこの作品の影響受けているそうです
サントラなんか、そうなんじゃないないでしょうか・・・
他にも、結構アイディアが使われているそうです
シン・シティ」なんか、やっぱ撮る前、一回は製作者、観ていると思ふ・・・

今年のファッションは「ヴィクトリアン」ですねぇ(*^^*)
私は、この作品の様なゴシック大好きですけれど、ヴィクトリアテイスト大好きです♪
今年は既に、黒の別珍素材で、フリルレースをふんだんに使った燻し金のボタンで留めるジャケット
黒の別珍素材でパフスリーブで、裾に抽象的な薔薇プリントしてあるミニワンピ
黒いカメオモチーフネックレス
などなど購入いたしました(*^^*)
以前購入した、チェーン付きのレザーグローブは今年も使えそうです♪♪

ハナシが脱線してしまいましたが、いろんな意味で素晴らしく感性を刺激される作品なので、私は何回観ても飽きません!!

p.s.
書いているうちに11月1日になってしまいましたぁ
(^^;

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