- 名前
- 新田善美
- 性別
- ♀
- 年齢
- 24歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- 奥様のいる方はダメです ご家庭を壊したくないので 映画とアニメと漫画とアウトドアが大...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
新田さんちの今日のごはん(外伝1)
2021年12月30日 22:08
皆さん,こんばんは!
今回は「外伝1」と題して,
お料理以外のことを記したいと思います。
本当は,
昨日シチューを作ったので,
この3日間は,
毎食シチューが確定なので,書くことが無くなったからです・・・(笑)!
今日は祖父母のおウチの,
お正月の飾り付けのお手伝いをして来ました。
ウチの方は田舎なので,
まだ,玄関先に門松を立てているおウチがあります。
私が子供のころは,
沢山のおウチが門松を立てていたのですが,
代が変わったり,ご当主がお歳を召したりして,
立てなくなるおウチの方が多くなりました。
そんなご時世に合っても,
当家当代当主の祖父は,
伝統を守って,30日に門松を立てています。
その様子をご紹介,しますね。
朝早く,
祖父と父は,門松にする竹と松を切りに,
山に入りました。
切り立てでないと,
お正月の三が日,緑色が持たないそうです。
私は片づけモノを済ませてから,
祖父の家で祖母とお話をしながら,
待っていました。
帰ってきた祖父と父の手には,
青々とした竹と松がありました。
竹は育ちが早いので,
何本か取ってきて,具合の良いのを選びます。
松は,育ちが悪いので,
その場で良い枝を切ってくるそうです。
門松には,
松・竹・梅,
俗に言うおめでたい「松竹梅」を飾り付ける意味がある,
とのことですが,
どんなに暖冬でも,梅はまだ咲いていません。
梅の代わりに,お榊を立てるおウチもありますが,
当家は,竹と松で,門松を立てます。
毎年,
立てる位置は決まっています。
道から当家に入る,門柱のそばです。
垂木にテーパーを掛けた添え木を,
大きなハンマーで,地面に打ち付けます。
こんな単純な作業でも,祖父はこだわります。
「添え木が斜めになっていると,
門松も斜めになって,カッコ悪い」と。
父がハンマーを打つのですが,
祖父の修正が幾度か入りました。
添え木が打ち終わったら,
それに沿えて,竹・松の順番で,
添え木に取り付けます。
ヒモではなく,昔ながらの荒縄です。
今年は父が結び縄を結びました。
祖父の毎年の作業を,
父は見て学んでいるハズなのですが,
その出来上がりを見て,
祖父は一言,
「やり直し・・・」
ああ,無情!!
父は黙って従います。
二度目の結びで祖父は,
「まぁ,いいだろ」と及第点をくれました。
私は植木の枝を門松に見立てて,
縄を結ぶ練習をするのですが,
とてもとても,祖父や父の様には結べません。
必ず,グズグスになってしまいます。
ちくしょー,今度こそは上手く結んでやる!
と,何度挑戦しても,きっちり締まりません。
祖父曰く,
「慣れだよ,慣れ・・・」と,
こともなげに言いますが
その慣れって,何年やればいいの?的な感じです。
二本一組なので,
もう一つ,同じ要領で門松を立てます。
出来上がりを少し下がって見て見ると,
清々しい青色の門松が,
当家の門を彩っています。
あ~,お正月が来る!って,感じです!
モノトーンしかない冬のこの時期,
若々しく青々とした竹と松は,
確かに,おめでたい気持ちになります。
近所のおじいさんが声を掛けてくれました。
「今度は,ヨッコちゃんが,結ばんとね!」
「いえいえ,私はまだまだ・・・」
おじいさんと祖父は,世間話をしています。
父は相づちを打ちながら,
片付けをしています。
こういう,たわいもない会話でも,
伝統とご近所付き合いっていうのは大事だなぁ,
という感覚になります。
私も何年後には,
祖父に「お,上手くなったな!」と言わせて見せます。
ふ・ふ・ふ,
父よ,見ておれ!
父を超える日が来たッと!!!
あ,
その前に女子として,
お料理で父を越さないと,ダメですね(笑)!
う~,かなりの難関・・・
父は祖父より,料理が上手です・・・
師匠が二人いると,
修業期間は,二倍以上,でしょうね。
本家のお正月の飾りつけは,
おウチの中もあるのですが,
それはまたの機会に,致しましょう。
今回もお付き合い,
ありがとうございました。
\(^o^)/
このデジログへのコメント
古きよき時代から続く「行く年来る年」が想起できる風景ですね(*'▽'*)
これを絶やしてはいけません。
コメントを書く