- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「最初で最後のキス」レビュー☆
2021年03月06日 01:13
リマウ・グリッロ・リッツベルガー主演他。不器用な僕らが誰よりも輝いていた日々。イタリア北部・ウーディネ。スターを夢見る同性愛者の転校生ロレンツォ(リマウ・グリッロ・リッツベルガー)は、愛情深い里親に引き取られ、トリノからこの町にやって来るが、奇抜な服装で瞬く間に学校で浮いた存在に。“尻軽女”とレッテルを貼られている少女ブルー(バレンティーナ・ロマーニ)と兄を亡くして心に闇を抱えているバスケ部の少年アントニオ(レオナルド・パッザッリ)、クラスのはみ出し者だった2人と意気投合し、3人で友情を育んでいくが、ロレンツォのある行動がきっかけで少しずつ歯車が狂い始める―。イタリアでスマッシュヒット!16歳の恋と友情をビタースイートに描いた青春映画。
8/10点!!なんて痛々しく切なく悲しい結末。物語全体はポップな雰囲気で、3人ともが不安定なものを抱えているキャラクターだけど、だからこそ、奇跡のようなバランスでグラグラと成り立っている関係性や共に過ごす時間がキラキラと美しく、同時に青春時代の切なさや痛みもリアルに描き切っていて、見事です。陽のキャラクターのロレンツォでさえ、本当はギリギリのバランスで戦い続けていて、逃避やティーンの同性愛者の自殺サイトなどを見ることで自分を保っているのが、ヒリヒリとリアルな痛みとして伝わってきて辛い。この時期は成長も含め、初めてのことだらけで、だからこそ、間違えたら「ごめんね」と仲直りできる“明日”が大切なのに、やっぱり言葉や拳ではなく“銃”という選択肢を子どもが選択出来る世界が間違っていると痛烈に感じました。これじゃ、どんどん間違って傷ついてやり直せって言えなくなっちゃいます(>_<) 世界は彼ら3人が考えているよりずっと広く、方法だってもっとたくさんあるのに。それを彼らと同世代の子たちに伝えるために作られた映画なので、伝われ!と鼻がツンとなる切なさとともに願います。2018年公開。
このデジログへのコメント
なかなか良い映画っぽいですね!
イタリアが舞台というのもそそります
アマゾンプライムで、、観ました(*^▽^*)
切ないよね(>_<)
> ロクロウさん
イタリアの高校生の日常ってこんな感じなのかーと知ることができます(^^)
> はらぺこさん
ありがちだけど、丁寧に描いているので切ないですし、音楽や映像も素敵ですよね。
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