- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「人魚の眠る家」レビュー☆
2020年12月05日 01:45
篠原涼子主演他。答えてください。娘を殺したのは、私でしょうか。娘の小学校受験が終わったら離婚する。そう約束した仮面夫婦のもとに、ある日突然、悲報が届く。「娘がプールで溺れた―」。愛するわが子は意識不明のまま、回復の見込みはないという。深く眠り続ける娘を前に、奇跡を信じる夫婦は、ある決断を下すのだが、そのことが次第に運命の歯車を狂わせていく―。生か死か善か悪か愛か欲か―禁断の東野圭吾ミステリー。
7/10点!!原作を読んでいて、このキャストだったら観なくていいやと劇場スルーしてましたが、ラスト以外は原作より良くて、心揺さぶられました。薫子のことを周囲が否定する中でのおばあちゃんの台詞が泣ける。あそこでそんなこと、自分のお母さんに言われたら泣いちゃいます。まだ小学生の生人(斎藤汰鷹)にあんなことを言わせるなんて絶対ダメで、1度目で誰も薫子を諫められないのを観て、親とは子どもを犠牲にしていることを見てみぬふりができるくらい弱い生き物で、それがまかり通ってしまうのが、子どもの意見が反映されない大人の世界なのだなと思いました。感覚的におかしいって、子どもの方が素直に物事を見ていて気付きます。監督が堤監督だったので、感情面での期待もしていませんでしたが、台詞なしの表情で語る演技をほとんどの俳優陣が出来ていて、薫子の承認欲求を抑えられない暴走、真緒(川栄李奈)から見た播磨家の狂気、星野(坂口健太郎)の止められない探求心、言ってしまえばエゴなのですが、それぞれ表情ひとつでとても伝わってきて、素晴らしかったです。ラストは原作と違うので、そこまで良い話にまとめないで、脳死は死か?を投げかけるビターな終わり方で良かったのではないかなと感じました。その方がきっと心にくる。親としては薫子の気持ちは痛いほどわかるし、でも自分で大切な人の終わりを決めるのってどんな決め方をしても後悔が残る場合もあるし、でも別れを納得できるだけの時間も必要だよねとか、色々考えさせられました。子どもを持つ親なら何かしらグッとくる作品です。2018年公開。
このデジログへのコメント
観てみようかな。東野圭吾好きだし
> かっちんさん
私も初期の頃の東野圭吾好きです。今、アマゾンプライムとかで無料になってるので、ぜひ(^^)
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