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大神神社

2020年04月13日 21:16

大神神社

大神神社とかいて「おおみわじんじゃ」と読む。

古代から続く日本の聖地である三輪山のこと

大和といえばこの三輪山を中心とした文化圏

現在の奈良盆地の南東にあり東に行けば伊勢方面へ西に行けば大阪河内瀬戸内海へでられる

十数年前か?三世紀頃の都市遺跡である纏向遺跡の全体像が発表され話題となった
確か五キロ四方に渉る矩形の計画された都市でほぼ同時代の吉野ヶ里遺跡がかすむ近代的な設計された
都市遺構

東西軸となっていてほぼ三輪山を拝む形となっている

大神神社の創建は記紀によると崇神天皇の頃とされる
崇神天皇の疫病が蔓延し人心が離れ民が離散するということが起きた
この時に原因を占うと宮中に
天照大神」と「大国魂命」の両方を祀っているのが問題とされ
先ず天照大神大和の笠縫邑に移され豊鍬入姫命が祀る。
この後伊勢に祀られるまで天照大神は二十四回遷座させられ皇祖神らしからぬ扱いを受ける
日本古代史史上の最大の謎の一つである。

大国魂命は淳名城入姫に祀らせるが病に落ち祀る事が出来なくなる。
そして再度神々に占い倭迹迹日百襲姫命に大国主命(大国魂)が神憑りし大国主命を子孫の大田田根子に祀らせ、大国魂は市磯長尾市に祀らせれば天下は治まるという。

大神神社の御祭神は大国主命で三輪山の神で恐らくこの当時以前からの大和の神であった。
出雲の国譲りの主人公も大国主命である。これも大きな謎の一つ。

その後、倭迹迹日百襲姫命は大国主命にと婚姻するも神である大国主命は夜に会いに来るだけで姿を見せることはなく倭迹迹日百襲姫命が一目見たいと懇願しその願いを叶えるため
「姿を見て驚かぬように」と言うがその姿が「蛇」であったため倭迹迹日百襲姫命は驚き
その事をお互い恥じ大国主命は三輪山にかえり倭迹迹日百襲姫命は陰唇を箸で突き自殺する。
この倭迹迹日百襲姫命の墓が箸墓で三輪山近くにある日本最古の前方後円墳である。

大神神社は現在も本殿はなく拝殿のみで本来の鳥居は現拝殿の後ろにあり古来は社殿すらなかったでろうと思われる。

石上神宮はこの大神神社のほぼ真北にあり石上神宮は様々な神宝を祀るために神庫があったので
石上神宮は神宝を祀る神社
大神神社は神を祀る神社と性格の違いも明らかで社はなく
石上神宮の神庫は武器庫の性格もあり当然警護が必要だったであろうから同じ神社でもそのあり方からして
全く違うことは言うまでもない。
現在石上神宮は本殿も拝殿もあるが古代においてどうであったかは分からないが神宝を置く神殿はあったろうがそれ以外は何もなかったのではないか?

皇祖神天照大神を祀らぬ大和の勢力
皇祖神から賜った宝を祀る物部

日本人にとって神とは何だったのか
様々な矛盾が十代天皇崇神天皇の頃に既に出ている。

次回三王朝交代説と皇室を支える勢力について簡単に考えてみる

このデジログへのコメント

  • ネコマルver2 2020年04月14日 12:24

    謎は解けないから色々考えるんやろね。神をどう崇めていようと神やけど、そんな扱いをされてへんのはなんでやろ?

  • ぶだい 2020年04月14日 19:02

    > ネコマルver2さん

    天照大神をどう読み解くかが一つの鍵でしょうね
    明治以前は伊勢神宮にすら天皇は行きませんでした
    伊勢が重要な聖地であるのは間違いないんです

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