塀の中

パイスヒルトンが拘置所に入った。○姉妹と違って生まれながらの超セレブ、マリーアントワネットではないけれど、食べるものがなければお菓子を食べればいいのにと思わず言ってしまいそうに浮世離れしている。日々騒がずにはいれない、というより生活の仕方が違いすぎるんだろうな、庶民と。カリフォルニアの新聞王ハースト家では、山の上の自宅にサファリを作ってライオンを放し飼いにしていたし。それはともかく、友人のジャーナリストに一時拘置所評論家(何？)と呼ばれてマスコミに引っ張りだこになった男がいる。孤高、反骨のジャーナリストで権力やマスコミに対抗してあくまで自分の目で確かめた事実を世界に報道しようとしていた。あるとき、あの小泉元首相もおもちゃにして喜んでいたセグウェイの日本導入に際し、道交法違反で逮捕され拘置所に入った。堀江貴文が逮捕された時に、知ったかぶりをした芸能記者はたくさんいたが、本当に中を知っている記者はいなかった、そこで彼のところにマスコミが殺到したというわけ。古い話だけどサッカーのフランスワールドカップでは超満員でチケットがなかったということになっている。確かに日本に流れた映像はどれも超満員、ところが実際はそういう映像しか日本に流さなかっただけで、結構空席があったらしい、彼の実写によれば。熱しやすくさめやすい日本人は、デマと感じても乗せられてしまい、あとで臍をかむことが多い。俺もその一人だけど、そろそろ分別をつけて本物を大事にするようになりたいな、本物になりたいな。