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「ゲティ家の身代金」レビュー☆

2019年08月14日 01:04

「ゲティ家の身代金」レビュー☆

ミシェルウィリアムズ主演他。1973年、日本を始め世界中を震撼させた誘拐事件があった。人質世界一大富豪であるアメリカ人石油王ジャン・ポール・ゲティ(クリストファー・プラマー)の孫、ジョン・ポール・ゲティ三世。1,700万ドル(約50億円)という破格の身代金もさることながら、50億ドル(1.4兆円)の資産を持つゲティが身代金の支払いを拒否したことでも有名で、日本の新聞週刊誌でも大きく報道された。しかしこの事件の裏側で、誘拐犯と身代金を拒むゲティの間で戦い続けた人質母親がいたことはあまり知られていない。離婚で一族を離れていた“一般家庭の母”は、いかに2つの強敵に立ち向かったのか?総資産1.4兆円の大富豪ジャン・ポール・ゲディの誘拐された孫の身代金は50億円。息子を救いたい母(ミシェルウィリアムズ)はどうする?彼女の戦う相手は誘拐犯、そして世界一大富豪リドリー・スコット監督が贈る、華麗で異常な傑作サスペンス。2018年度アカデミー賞ゴールデン・グローブノミネート作。

5/10点!!緊迫の救出劇というよりは前半はかなりノンビリしていて、静かな誘拐劇だなーと思って観てました。ゲティも血も涙もないケチというよりは、理にかなった行動をしているので、そこまで非難する感じではないというか、孫を愛しているのは本当でしょうし、価値観が違う相手とはやはり家族になれないのだなと感じました。でも、美術品には高額を出せて孫には出せないというのもリターンがないと言う意味では合っているけど、愛=プライスネスの考え方がない人間の人生は果たして豊かなのか?彼は幸せだったのだろうか?と考えてしまいました。遺産相続もよくわからなくて、元夫をすっ飛ばして、アビゲイルがゲティ家の財産を管理することになったのは何故?ゲティ家が嫌で離れたはずのアビゲイルが「自分はゲティ家と縁を切っていてお金を持っていない」と声明を出さなかったのも何故?とナゼナゼだらけでした。ゲティの渋りによって孫はかなりの悲劇に見舞われるわけですが、アビゲイルが感情を抑えて動いているので、息子に対してどう思っているのか?ゲティに対しては?は見えにくく、なので最後の展開もスッキリしませんでした。でも、ゲティ爺さんの値切り術はもうアッパレとしか言いようがありません(爆)モヤモヤするけど、お金について色々考えらせられる作品です。2018年公開。

このデジログへのコメント

  • まんかつ 2019年08月14日 10:59

    いつも、詳しい解説を賜わり
    楽しく拝読させて頂いてます

    アイリッシュは裏があります
    表と裏の両面を栄達が支える

    “Love is priceless."
    「愛はプライスレス」
    (命+愛+家族)>金

  • ユリ 2019年08月14日 21:57

    > まんかつさん
    こちらこそ読んでいただけて嬉しいです(^^)ありがとうございます。愛はプライスレスでもないのかなーって思わせるだけの説得力あるゲティさんが興味深かったです。

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