- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」レビュー☆
2017年12月06日 00:47
レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット主演他。世界中の“ふたり”に捧げる、深く切ない<運命の愛>。1950年代半ば、アメリカ―。エイプリル(ケイト・ウィンスレット)とフランク・ウィーラー(レオナルド・ディカプリオ)夫妻は2人の可愛い子供に恵まれ、美しい家に暮らし、誰もが憧れる理想のカップルだった。ただ、外見の充足や周囲からの賞賛とは裏腹に、彼らは互いの心にある思いを潜ませていた。若き日に描いたヨーロッパで成功するフランクの野望、エイプリルが追いかけた女優への夢。それぞれの“輝かしい未来”“完全なる自己実現”の為、大きな賭けに出ることを決意する。やがて訪れる葛藤。大きな運命の渦の中で今ふたりの愛が試されようとしていた・・・。映画史に燦然と輝く永遠のカップル、レオナルド・ディカプリオ&ケイト・ウィンスレット、11年ぶりの待望の再競演!
9/10点!!ヤバイ映画を観てしまいました|ョ゚Д゚ll)) いわゆる鬱映画ってジャンルに分類されるやつです。これを「わかる。」と思ってしまった人は、もう何かが壊れているor壊れた経験がある人です。二人が再競演したと思ったら、皆が観たくなかったこっち系か~してやられた感があって良いですね。レオは緩やかに成長していますが、ケイトの「タイタニック」からの急成長ぶりは凄まじいです。どんどん深みのある女優になってるし、美しさも増してます。そして、そんな親友コンビだからこそ出来る、冒頭からラストまでの怒涛のなじり合い&怒鳴り合いが凄まじ過ぎます。大人の自己実現は難しい。パートナーが出来て、就職、結婚、妊娠、出産、子育てと、どんどん足枷になるものが増えていく中で、現状に満足して生きることが幸せなのか?先に挙げたライフイベントと同じように、何の保障もない未来のために、今ある幸せを捨ててトライすることが幸せなのか?失敗した時、すべての責任を一人で背負う覚悟はあるのか?色々なことががんじがらめになって動けない、完全に互いの存在が負に働いてしまっている夫婦の物語。ご近所さんの精神科帰りの息子が言った「パリでだって妊娠はする。」、その一言だと思います。何故、フランクはその一言をエイプリルを羽ばたかせてあげられなかったのか?エイプリルもフランクにそう再度説得を試みなかったのか?エイプリル目線で言えば、「もう何言ってもダメだし、どこに行ったとしても同じ苦境に立たされたら同じことになるんだ。」と絶望していたのだと思います。フランクが子ども過ぎてもうやってられないくらい(>_<)怒鳴ってDVをして、逃げたら逃げたで追ってくる、不安げな顔で相手の顔を伺うけど、もうキャパオーバーなので、すぐにまたオーバーヒートして相手にぶつける。エイプリルはそんなフランクを一緒に引き上げようと頑張ったけど、フランクの頑なな子どもっぽさに逆に引っ張られてしまう、あ、「タイタニック」」のラストと似てる(爆)自分が幸せじゃないと相手を幸せに出来ないとよく言いますが、二人とも幸せじゃなくて、足枷まである状態ならどうしたらいいんでしょうね。全然対岸の火事じゃない、すごーく耳に痛い作品でした。重たいけれど、特に何でもないよくある夫婦のお話だけれど、よく出来ていて、最後まで引きこまれるのでお勧めです。2009年公開。
このデジログへのコメント
ヤバイ映画なんですよね。。
観たいな~、でも、、どうしよう(>_<)
> はらぺこさん
はらぺこさんくらい夫婦生活が長い方は皆どこかしら響くと思います。おすすめです。
> rapportさん
痛いということはなかなか地味にハードな経験をお持ちなんですね(>_<)痛いですよね~刺さりますよね~。
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