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「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」レビュー☆

2016年07月29日 21:55

「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」レビュー☆

サラ・ガドン主演他。6年間続いた戦争が正式に終わる国を挙げてのお祝いの夜。エリザベス王女(サラ・ガドン)と妹のマーガレット(ベル・パウリー)は生まれて初めてお忍びでバッキンガム宮殿をあとにする。付き添いが目を離した隙に、シャンパンに勢いづいてバスに飛び乗ったマーガレットを追いかけて街にでたエリザベス。そして人生を変える一夜が幕を開ける―。ティアラを置いた。世界が輝いた。1945年5月8日ヨーロッパ終戦記念日。歓喜に沸くロンドンの街へ飛び出した19歳の王女エリザベス。「ローマの休日」誕生秘話とも言われる史実に基づく感動の一夜。

9/10点!!心がぽかぽかと、とても温かい気持ちで満たされていくお話でした(*^¬^*)エリザベスを演じたサラ・ガドンは「世界で最も美しい顔ベスト100人」にも4年連続でランクインしている女優さんですが、予告を観た時はそんなに綺麗なイメージはありませんでした。しかし、本編では、長女、姉、王女としての顔をクルクルと変化させ表情豊かに演じていて、笑顔はパッと華が咲いたようで、とても魅力的でした。当時のエリザベスが本当にこんな女性で、妹のマーガレットは対照的に純真無垢で自由奔放で、こんな姉妹なら国民だけでなく、誰でも皆好きになっちゃうと思いました♪自分の立場を窮屈に感じてはいるけれど、自らの使命を全うする覚悟はきちんと持っているところが素敵です。イギリス王室が、パパラッチにくだけた場面などを撮られても温かい目で見守られているのは、こういう所が所以なのかなと思いながら観ていました。エリザベスの目から見たイギリス国民の描写がとても丁寧に描かれていて、戦勝国国民の活気や安堵など色んな感情が彼女の中に流れ込んでくるのを、一緒に体感しているような気持ちにさせられました。ジャックジャックレイナー)のアウトローな雰囲気も魅力的で、二人の恋愛というより、人と人とが心を通わせていく様が、淡く温かな幸せな出会いをお裾分けして貰えたような感じです(*´∇`*) 心配性なママエミリーワトソン)と吃音症で頑張って演説に臨む王様なのに娘の前に現れた男に動じてしまうパパルパート・エヴェレット)もキュートでした。リキュール強めのあま~いチョコレートのような掘り出し物な作品です。2016年公開。

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