- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「紀子の食卓」レビュー☆
2016年05月23日 16:34
吹石一恵主演他。家族との関係や自身の現状に違和感を感じていた女子高生・紀子(吹石一恵)は、あるサイトにのめり込み東京へ家出する。サイトの主宰者と出会った彼女はミツコと名乗り、レンタル家族の一員となる。そのころ起きた女子高生の集団自殺に紀子の手がかりを見出した妹・ユカ(吉高由里子)も家出。その後母が自殺し、残された父親(光石研)は娘たちの消息を追うが・・・。この世界は虚構の楽園 一家団欒という日常にひそむ、嘘―。 『自殺サークル』の衝撃、再び!崩壊してしまった現代家族の姿を炙り出す、鬼才・園子温監督、衝撃の"ホームドラマ"。
6/10点!!「自殺サークル」の続編です。「自殺サークル」は未見ですけど大丈夫でした。吹石さんの柔らかい語り口調と吉高ちゃんの良い意味で脱力系の話し口調が、園監督独特の濃さとしつこさを緩和していて、とても自然な感じになっていて良かったです。他の役者さんたちの台詞もいつもの濃さがなかったので、園監督の作品だと言われなければ気付かないくらいでした。「レンタル家族」は実際にあるシステムで、そこから洗脳的なものに発展して集団で事件を起こすというのは有り得る話なので、精神的に未熟で情緒が安定していない高校生くらいの年齢の女の子がそういったものに引っかかってしまうのが自然な流れ過ぎてゾッとしました。普通にニュースでこういう事件がありましたよって言われてるみたいでした。そういった意味では、お父さんの「東京は怖い。妊娠する。」と思ってしまう気持ちも理解出来るかも(^^;)多感な時期の女子高生が、今まで絶対だと思っていた親の不完全さに気付き心閉ざしていく感じと、違う人物設定に成りきった方が、一緒にいて笑えたり会話がはずんだりするのも、リアルで切なかったです。4章くらいに分かれているので観やすいですが、結構眠くなってしまったので、2時間半はやっぱり長いかもです。「自殺サークル」も観てみたくなりました。2005年公開。
このデジログへのコメント
人間の心理の奥って、、、、色々あって深いですよね。。。
ちょっと見てみようかな(^^
> GRAYさん
そうですね。私も父親よりは娘に近い年齢ですけど、もし自分に娘がいてこうなったらって考えてしまいました。でも、園監督はくどくない作品も作れるんだってこれ観て知りました(^^;)
> はらぺこさん
ちょうど「リップヴァンウィンクルの花嫁」でもレンタル家族を題材にしていたので、比べてしまいました。人の心理を多角的に観ると面白いですよね。
今まで、黒澤明監督の遺作「まあだだよ」を見てました(^^
ゆったりとした映画でした(^^
周りから慕われる人生、、、凄いな(^O^
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