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朝日零れる春の日に

2016年04月26日 09:00

帰宅して晩御飯を作ったり


娘が学校で使うぞうきんを夜に拵えたり


一応、母親しちゃってます




父が晩酌をしていて、母が一緒になってテレビを観て笑って


娘は足をバタつかせ、まな板食材を切る私の横で

今日学校でしたこと、お友達と話したこと、覚えた新しい日本語

何でも話してくれます


いじめられてないかな?あるいは誰かをいじめたりしていないかな?


最初はすごく心配していたけど


そんなこともなく、とても安心


田舎だけど、外国人免疫のできている

私の住む街の住人は

自分と違う外見の人間を受け入れる体制が出来ています




娘「Can I try it?」
(私もやっていい?)


私「It'slittledifficult, Be careful.」
(ちょっとムズいわよ。気をつけてね)



と、包丁も持たせるようにしています。



母曰く

「危ないからって何でも遠ざけたら、何もできなくなっちゃうじゃないの。
包丁が危ないのなんて、包丁で何かを切らないとわからないわよ。
まずは不恰好でいいんだから、切りやすいほうれん草でも切って練習させてあげなさい。」




不恰好に切り上げたほうれん草を茹で上げ、父がお酒のアテにして楽しんでいると


娘「おじいちゃん、おいしい?これは私が切ったの!」


父「美味しいよ。料理作っちゃうんだからすごいね。
次は何にチャレンジしてみるの?」


娘「つぎは、リンゴの皮を切るの(剥くの意味)」


と、娘のやる気を少しずつ出させる父。



父「やる気になってるのに、(また次ね)って周りが次回に送るもんじゃない。
やる気を邪魔するのは、余計なお世話。
最後までやり遂げたら、お疲れ様。
上手に出来たら、素直に(凄い!)
シンプルでいいじゃねえか。」




さすがは経験者、世代が変わろうと時代が動こうと

大事なものはひとつもかわらないものかもしれないですね


なので、リンゴの皮剥きも挑戦させます。


もちろん、皮がものすごく分厚く剥かれた、不恰好なリンゴの出来上がりになるのは

みなさんも周知の通りです



父と母は、ニコニコしながら


「すごいね、しっかり剥けたね。
皮が好きだから、こっち貰うよ」


と、実がたくさんついた皮を食べ始めます




多分、関東で一番幸せな環境で


娘は育っていると思ってます




惜しむべきは、この私


あとちょっと、賢かったら


あとちょっと、大人だったら


あとちょっと、大きな心を持っていたら




いろんな(あとちょっと)が、たくさんありますから






そんな私も、おそらく関東で一番幸せです




いろんな「当たり前」が、我が家にいっぱい散りばめられていますから




健康な身体に、ありがとう


優しい家族に、ありがとう


笑顔の毎日に、ありがとう


素敵な居場所を、どうもありがとう




掲載元
http://36.media.tumblr.com/ce2JJn4kFimbwlgn9I3aW3voo1_540.jpg

このデジログへのコメント

  • JSHINさん 2016年04月26日 10:14

    自分に対する、『あとちょっと』と言う気持ち
    周りに対する、『ありがとう』と言う思い
    両方とも忘れがちですけど、忘れてはいけない大切な事ですよね。

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