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日本の遺伝子組み換えでない食品はインチキ

2016年03月26日 09:27

安全性が確認されているとは言い難い、遺伝子組み換え食品。EUでは全ての原料の表示が義務化されているのに対し、日本では「含有量の多い3番目まで、かつ重量比5%以上の場合のみ表示」「途中で分解されれば表示しなくてOK」など、ほとんど消費者に役立たない企業利益最優先の規制しかないため、(遺伝子組み換えでない)と表示されていても実は使用されていることが普通にあり、消費者は選択すらできない。そこで、グリーンピースの調査をもとにEU基準で遺伝子組み換えを使用している企業をランキングしたところ、ワースト1は『カール』『明治ミルクチョコレート』などに使用リスクが高い明治ホールディングスとなった。
 (ワースト50社とその商品名一覧は末尾でエクセルダウンロード可)
【Digest】
◇多くの食品飲料遺伝子組み換え原料が使われている
◇企業に大甘な日本の表示規制
消費者の立場に立ったEUの規制
◇どの食品遺伝子組み換えか分かる『トゥルーフードガイド
遺伝子組み換え会社ランキング
◇健康への影響
◇環境への悪影響
◇「遺伝子組み換え作物飢餓を救う」の疑問
消費者が選べない問題
◇多くの食品飲料遺伝子組み換え原料が使われている
 「そういう甘い飲み物って、ほとんど遺伝子組み換えの原料が使われているんだってね」。仕事の合間に「午後の紅茶」を飲むのを楽しみにしている僕に友人が言う。遺伝子組み換え作物とは聞いたことがあるが、その実態は良く知らない。

 グリーンピースジャパンによれば、清涼飲料缶コーヒーを始めとする甘い飲み物には、糖分として「異性化糖」なる物が使われている、とある。

 異性化糖とは、ぶどう糖の一部を果糖に転換(異性化)したもので、砂糖液と同程度の甘味度がある。

 その異性化糖の原料は90%以上がアメリカ産のトウモロコシから出来たコーンスターチで、残り10%弱は国産ジャガイモデンプンとさつまいもデンプンである。アメリカ産のコーンスターチは輸入されているほとんど全量が遺伝子組み換えされていると言うから、かなりの量の遺伝子組換えトウモロコシが異性化糖に化けて我々の食卓に上っているわけだ。

 もし冷蔵庫に次にあげる物が入っていたら、成分表を見て欲しい。

 コーラ発酵乳酸飲料フルーツジュース、清涼飲料ポン酢などの調味料ドレッシング、パン、アイスクリームケーキ、缶詰、漬物、スポーツドリンク酒類、チューインガム、ジャム佃煮、練製品、粉末製品

 必ず「ぶどう糖果糖液糖」又は「果糖ぶどう糖液糖」なる文字が目に付くはずだ 。この2つを総称したものが異性化糖である。

 異性加糖は約30年前に開発され、今では多くの飲食品に使われている。その消費量は、醤油の消費量とほぼ同じ年間100万トン以上が消費されているという。大雑把に国民一人当り毎年10Kgの異性化糖を採っているということになる。

 この「表示されない遺伝子組み換え食品」問題は、毎日新聞も報じている。
 →清涼飲料水:一部で遺伝子組み換え原料使用 表示義務なし

 企業はどう説明するのか。
 『午後の紅茶』を生産販売するキリンビバレッジお客様相談室に、「遺伝子組み換えの成分を使っているのでは?」と問い合わせると、最初は否定。そこで異性化糖の原料であるコーンスターチに、遺伝子組み換えトウモロコシが使われているのでは?と突っ込むと、「異性化糖の材料に遺伝子組み換えの作物を使うのは食品衛生法で禁止されているので使っていない」とまで言う。おかしい。

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