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学校で学んだ事で今でも覚えてる事
2015年06月19日 13:20
積極的に学んだ記憶はないけれど
学んだ事総てが自分の礎にはなってる気がする。
平仮名、片仮名、漢字、数字にローマ字、足し算、引き算、掛け算、九九、割り算。。。
幼稚園で習ってたから書けたけど小学一年生で自分の名前を『自力』で書く。。。
というのは大きな一歩だしね。
覚えてなくても【身に付けてる】ものは以外と多いんだ。
だから【覚えた事】は成人してからは大して問題にはならない。
問題になるのは
『学んだ事』『学べなかった』事ではなく
「学ばなかった事」だろう。
ウチの両親は小学校高学年時代に
「太平洋戦争」を行っていた世代である。
もう二人とも永眠してるからもう聞く事は出来ないけれど
オヤジは軽井沢、オフクロは天草のど田舎出身である。
もうその時代から都会との隔絶たる地域差があったはずなんだ。
戦時中に『学べなかった』世代である。
しかもど田舎だから学ぶ所も無かったんだ。
それでも字は読み書きは出来た。
最低限の『学び』はしたのだろう。
その後は進学出来る地域でも家柄でも時代でもなくただひたすらに働くだけの人達だった。
そして3人兄弟の真ん中の自分は
兄貴が高校から私学を選んだため公立への進学しか途はなかった。
貧乏だったからねぇ(笑)
そして選んだ先が偏りの大きい高校。
ここで学んだ事はもう自分の芯まで染み込んでいる。
多分戦後の高度経済成長を支えた『職人』の技術。
これを教わった最期の世代だろう。
自分より後の世代はコンピューター制御なんだ。
5/100mmの精度で平らにするヤスリがけ。
職人上がりの先生はこれを2/1000mm以下の精度にまでするんだ。
人差し指の先端が無い旋盤の先生。
コンピューター制御ではなく指先と全身の感覚で仕上げる先生。
寒風吹き荒ぶ体育館の下の溶接部屋で凍えながらやったアーク溶接。
今となっては前時代的な『技術の伝承』
現代ではコンピューター制御で機械がやった方が精度は上だろう。
しかしながら職人に教わった誰もが知ってる事。
数字で表せない『品質』の良さ。
【学校で学んだ】のは『知識』と『感覚』
時を経て『知識』はネットワークで調べられる。
しかし『身体で覚えた感覚』だけはネットワークでは得られない。
「目を凝らし、耳を澄まして、指先の感覚を描き、身体で感じる事」
これを知らなければ自分の価値観も凡庸になっていたと思う。
学校出てからも『学ぶ事はある。』
これが
【学校で学んだ】一番大きな要素だと自分は思っている。
なので
学べる時に『学ばない選択』をした事は多分人間の本質に拘わってくるものだと思ってる。
これが【人間の品格】ってヤツだな。
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