『２４ LIVE ANOTHER DAY』

孤独なはぐれ狼
正義感強き野獣

ジャック・バウアーが帰ってきた！

『24』−−私がＤＶＤに嵌まったのはこの作品からだった。

事件発生から解決までの24時間、不眠不休のジャックの行動をリアルタイムで１話１時間ずつ追いかけて行く。

テレビ番組は１年を４クールに分け、１クールを13週とする。24話は約２クールだ。

演出面でも、機能面でも、『24』程テレビ向きな番組は他にないのかも知れない。


シーズン開始より早13年。
前作のファイナルから４年振りの復活となる。

写真でジャックが抱き抱えてる女性、シリーズご存知の方ならビックリするに違いない！

誰あろうクロエである。

クロエ・オブライエン−−
ＣＴＵ（テロ対策ユニット）に非常勤で入り、ファイナルでは局長にまでなった主席分析官。

薄幸な女性であり、見た目の印象は地味で時には野暮ったくさえあった彼女に、いったい何が起こったというのだ？

今回の話の舞台はイギリスはロンドン。

ファイナルまでの『24』の中で、アメリカを舞台にしなかったのは、２時間ドラマとして作られた『リデンプション』(舞台はアフリカのサンガラ)だけ。

ＣＴＵが一切出てこないのも、『リデンプション』を除けばこれが初めてのこと。

そもそも前作がファイナルと銘打たれている訳だから、新作は文字通り全く新しい『24』ということか？

いったい、いつまで暴れるつもりなんだ、ジャックは？ 推定52歳(あ、私と同じなんだ)、劇中では孫もいるのに。


ファイナルのラストでは、ロシア外交官殺害の容疑で逃亡者となったジャック。

シリーズを通しても、彼は必ずしも善ではない。だが、彼の中では常に強い正義感が彼を動かし、極めて困難な情況に於て決断し立ち向かってゆく満身創痍の彼の姿に、私は一喜一憂してきたのだ。

因みに、毎シリーズ24時間不眠不休の闘いを描いてきた訳だが、今までにジャックが劇中で寝たのは、うたた寝が１回あるだけである。


はてさて今回、如何なる情況でどの様な困難にジャックは立ち向かってゆくのだろうか。

いまから凄く楽しみにしている。