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趣味は読書、図書館(室)の思い出

2014年05月15日 04:11

うたた寝をしてしまい、眠れないので。
小学生の低学年の頃には、確か読書の授業のようなものがあり、図書室で一時間好きな本を選んで読んでいた。
最初は、昆虫図鑑のようなもの、それから童話おとぎ話
どれも、授業時間内では、読み終わらなかった。
物語は好きだったけれど、図書室へはあまり行かなかった。
一度、シャーロックホームズもののどれかを借りて、返却日を忘れてずっと読まず、ギリギリになって思い出し、夜中までかかって形だけ読み終えたことがあった。
NHKの人形劇「新・八犬伝」は小学校5年生の頃で、ストーリーの面白さに、母にねだって買ってもらい、更に図書館でも、大型の本を借りた覚えがある。
その頃には、乱歩の少年探偵段も知り始めていて、図書室でもポプラ社背表紙を目で追うだけで、タイトルから多くの冒険を空想したが、借りる事はなかった。
中学校にも図書室はあっただろうが、部活に夢中だったので、通った記憶がない。
更に高校では、図書室があったかどうかも記憶がない。
図書室ではなく、図書館に親しむようになるのは、浪人してからである。
経済的に豊かでは無かったので、宅浪することにして、受験勉強スタートを切ったが、家だと気が散るので、市立図書館に通っていた。
その時、やはり乱歩全集の何冊かを借りたように思う。
浪人を終えて、大学に通うようになったが、一年の秋に、長年住み慣れた街から引っ越した。30分ほど通学が遠くなり、大学の授業の拘束感の低さもあって、だんだんサボるようになった。
授業の一コマが90分単位で、それまでそんなに長い講義を受けたことかなかったので、座り続けるのも苦痛で、更に、突如休講などがあると、90分の空白時間が出来てしまう。そんな時、図書館へ行って、空いている席で、持参の文庫本などを読んだり、それにも飽きると、適当開架式の書架を眺めては、ランダムに選んだ本を数ページ拾い読みしたりした。
引っ越しがきっかけで、引っ越し作業員は日払いで、出来てしかも休日に働けると知り、アルバイトを始めた。これが、僕の暮らしを少なからず変えてしまった。
まず、日払いでお金がもらえること。ほぼ好きな日に働けること。お客さんから、チップや昼食、飲み物などが、貰えること。
やがて、大学からは足が遠のいて、バイトばかりやるようになってしまった。今から思えば、きちんと授業を受けておれば、別段サボらなくても、三年生では、週に三日も大学へ行けば、単位は取れるた筈なのだが、休み癖が付いてしまったのと、社会に出たくないという気持ちも心の奥底にはあったのだろう。
かくて、大学は留年を重ねた挙句に辞めるのだが、バイトの休みの日には、パチンコなどをやっていた。
その頃、地元でやれば良いのに、わざわざ電車で20分ほどの繁華街まで出て、パチンコをやり、スッテンテンで、交通費しか残らないなどということが、度々あった。朝から勇んで入店し、早々に退却する。あまりに早く玉砕するので、時間があまり、惨めな気持ちのまま、駅のそばの大型図書館で、デタラメに本を選んでは読んでいた。その時、酒井雄裁のことを描いた「生き仏になった落ちこぼれ」という本を知り、何となく救われた気になったりした。
バブルは崩壊して、引っ越しバイトを辞め、倉庫で派遣社員として働いたが、そこも撤退。
35歳になっていたが、初めて失業して。失業保険は半年貰えた。その間やることが無いので、歩いて小1時間かかる所にある市立図書館へ、何度か行った。
文庫で買えない作家の作品を、一日中読んだりしたが、何故か借りることはなかった。それから二度転職して、今の仕事に就き、何とか続いているが、数年前ちょっと入院した。あまりに暇なので、外出許可を貰い、たまたま近くにあった図書館で本を借り、退屈を紛らわせたりした。
今、住んでいる所は、駅に隣接したテナントビルに図書館が入っていて、本というよりは、映画のDVDを借りている。
本は好きなのに、あまり借りないのは何故だろうか。結局、いつかは返さなければならないからだと思う。たとえ、二週間のレンタル期間があっても、返さなければならない。自由が制限されるのと、所有出来ないから、借りるのに積極的では無いのだ。
最近では、DVDも廉価になったので、好きな作品は買ってしまおうと思っている。
長々綴ったが、漱石の「猫」なかなか進まないが、とても面白い。これは、僕だけかもしれないが、中学生くらいで一読して、読んだ気ではいけないと思う。大人になって読むのが良いと思う。情景がリアルに想像出来るというのとは、また別種の文章そのものの良さがあるのだ。
昔、友人に「何で芥川賞はあるのに、夏目賞は無いのだろう」と問いかけたら、「そんな賞を作ったら受賞出来る人は、誰もいない」と返事した。それほど大きな存在ということだろう。
暫くは、「猫」で楽しめそうである。

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