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趣味は読書、本そのもの

2014年05月02日 02:12

僕は、最近まで、時折、「ブックオフ」に本を売りに行っていた。
文庫本の比較的新しいものは、買取価格一律50円のようだ。映画のDVDなども、結構売った。
しかし、売る度に後悔と淋しさが、心を過る。
売る基準は、衝動的に買ってはみたが、どうも読みそうもないもの、また、いつでも手に入りそうなもの。
きちんと読んだ本は、僕の人生のある時期を、一緒に過ごしたのだから、汚れていようと、少しシワや折り目が付いていようと、愛着が湧いて来て、とても売る気にならない。逆に新しい未読の本は、また、新たに買い直せば良いのだから、売るのに抵抗が少ないのだ。
世間の人は逆に、既読の本を売るのだろう。
昔、中公文庫の「辻邦生のために」という本を新刊で買い何故か売ることにして、近所の「ブックオフ」へ持って行ったら、表紙が焼けているので、買い取れないと言われたことがある。
帰ってよく見ると、背表紙の著者名の部分が、タイトルの背景の青色より濃く、少し群青色に近いのだが、それは、焼けではなくて、もともとそのような装丁なのだった。
マニュアル一辺倒の、無知にも困ったものだと、その時は思ったが、おかげでその本は面白く読んだ。
最高50円で買い取って、最初の何ヶ月かは、定価の半額で売り、その後、機械でヤスリを掛けられ、100円コーナーに移動される。100円でも売れれば、50円の利益だ。
買取が混んでいて、待たされる時、文庫本の売場を眺めるのだが、100円コーナーの文庫本は一見綺麗そうだが、新潮文庫などは、紐性の栞が無残にも切れてしまっているのも多々ある。
ただ、商売のやり方としては、仕方ないかもしれない。本の希少性ではなくて、新しさを規準にして、誰でも値付け出来るように、マニュアル化されているのだ。

このデジログへのコメント

  • お妖 2014年05月04日 02:05

    ゴールデンウィーク安くなるみたいですね売りは解りませんが 私も売りに行きた~い

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