- 名前
- けーでぃー
- 性別
- ♂
- 年齢
- 50歳
- 住所
- 奈良
- 自己紹介
- 「元」がつきますが一応プロの小説家。現在、 カムバック目指して修行中です。 そんな私...
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言葉の拘り その3「『わける』ワケです」「death!」
2014年04月30日 21:14
「分ける」それは良い。文句ない。でも。
「分かる」「分かった」って? 納得できんっっ!
他を見てみましょう。
理解できた、解釈する……「この人が何を言いたいか、解った」
判別できた、判断する……「これが偽物か本物か、判った」
ね? でも、
分割する、分裂した……「分かった」
何がじゃああああぁぁっ?
これがどーも、ですね。納得できなくて気持ち悪くて。
だもんで私は、「男の子」問題と同様、これも貫徹してます。
「分かった」は一切、使ってません。上記のように文意から考えて、
「判った」と「解った」を使い分け、判断に困るような時は平仮名で
「わかった」と書いてます。
面倒なことしてるなあ、と思います? でも、誰だって小学校で、
ちょっとは苦戦しませんでしたか?
「計る」と「測る」と「量る」の使い分けとか。
「速い」と「早い」の使い分けとか。
それと同じですよ。
「分」という字が、「わかった(理解)」に使われる納得のいく理由、
どなたかご存知でしたらご教授下さい。
で。
これでは短すぎるので、もう一つ。小説での一人称についての拘り。
まず女性の一人称。
大体は「私」と「あたし」を使い分け、キャラによっては
「ワタシ」「アタシ」なんかも使い、そしてメインヒロインにのみ、
特権として「わたし」。
これには、特に意味は無いですけどね。「私」ほど堅苦しくなく、
「あたし」ほどガラッパチでなく。いい具合に柔らかく可愛らしい一人称、
ということで「わたし」。これを、私は自分の小説において、メインヒロインのみに
許してます。
といっても、キャラの性格上「私」の方が似合うと思ったら、「私」にしてますから、
そう大して強い拘りではないですけどね。
これが男性キャラになると、「僕」「俺」「私」「拙者」などなど。それぞれ
平仮名・片仮名・漢字とズラリ揃ってる中から、この子にはどれが似合うかな~と、
一人ひとりの顔を思い浮かべて決めていきます。
真面目な「僕です!」、幼い「ぼくだよ~」、引っ込み思案な「ボク……」とか。
主人公が、先輩5人組に声をかけたとします。その反応。
「何ぃ? オレ様たちの仲間になりたいだとぉ?」
「拙者はかまわんでござるぞ」
「よいよい。わしが許可してやるぞい」
「わ、私も、賛成ですぅ」
「アタシだってOKよん♪」
これだけで、この5人の性格とか、外見とか、年齢性別など、
おぼろげに浮かんできますよね。
英語の小説家は、頭の中にどんなに多彩な男の子・女の子が浮かんでも、
上記を全部「I」で片付けるしかないと思うと。
「~ござる」「~よん」「~ですぅ」「~ぞい」の類なんか皆無だと思うと。
「我輩は猫である」=「I am a cat」だと思うと。
物書きの端くれとして、日本人に生まれてよかったなあと。つくづく思うのです。
(実際、「~ですぅ」と喋る美少女キャラの「ですぅ」を、
英語の字幕でどうするか、アメリカのアニメオタクたちの間で
議論になったこともあったとか。
「death」にはできないし、でもこのキャラの可愛さ表現の重要な
部分だから、無視したくはないし、しかしその可愛さが解るのは、
日本語を熟知している日本通の人だけだし……と)
次回は、ちょっと寄り道して歴史の話を。
「歴女」の方、おられましたら必見!
但し、戦国やら幕末やら三国志やらではないですぞ。ふふふふ。
このデジログへのコメント
確かに英単語1つに対して日本語だと数種類のいいまわしができますよね~奥が深いと言うか、語彙力が必要
> はぎんちょさん
母国語でない人にとっては、英語なんかより遥かに習得が難しい言語でしょうね。
それだけに、使いこなせた時の表現力の幅は凄まじい。
奥が深く、突き詰めると面白く。日本語、大好きです!
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