趣味は読書、支離滅裂篇

「どん底の人びと」朝の通勤電車の中でのみ。
僕は基本的に文庫派なので、最先端のベストセラーは、読まない。新聞もとっていないので、書店で直に見る以外、ベストセラーについての知識は、貧弱だと思う。映画化とかテレビ化の言葉には弱いが。
前にも書いたかもしれないが、ふるほん文庫屋さんの谷口雅男という人の本を読み、実際感動したのだが、失踪しているという。
本の中では、現実に谷口に共感し、退職金をつぎ込んだ男性や、アルバイトから、社員になりシステムを任されていた若者。突然、プロポーズ され、あれよあれよという間に、谷口と結婚してしまった女性。
多くの人の人生を、谷口は変えて、そして消えてしまった。
他にも、本には記述されていないが、彼に影響された人も沢山いるだろう。
事業だから、失敗もあるだろうが、潔く責任はとって欲しい。というか、ふるほん文庫屋さんがなくなって残念なのだ。