趣味は読書

昨日、「古本病のかかり方」読了。
続いて、「どん底の人びと」ジャック.ロンドン岩波文庫へ。
ジャック.ロンドンは高校の時、「荒野の呼び声」を読み、好きになったが、今では、文庫で手に入るのは「白い牙」くらい。当時は、現代教養文庫で「白い牙」以外の作品が幾つか読めたが、社会思想社が倒産したため絶版になってしまった。
現代教養文庫には、夢野久作や小栗虫太郎、久生十蘭の傑作集や確か「ルーツ」の原作もあったと思う。
話は逸れるが、他にも福武文庫には、内田百間、ドストエフスキーやヘンリーミラーガルシアマルケスの短編集や異端の外国作家の作品、スティーブンキングのホラー評論集「死の舞踏」などがあった。旺文社も文庫を出していて、こちらも内田百間。確か旧仮名づかいだったと思う。他にもマークトウェインのオリジナル作品や小松左京の「やぶれかぶれ青春記」などがあった。
今から思えばこれらの文庫が絶版になったのは、惜しいことだ。
岡崎武志の本を読んだ影響で余談を書いてしまった。