趣味は読書

仕事帰り、気まぐれに足を伸ばして有楽町の、交通会館にある三省堂へ。
「運は数学にまかせなさい」早川文庫という本を買う。
パチンコが好きで、休日によくやるのだが、負けてばかり。何かのヒントになればと、下心ありありで買った。
しかし、時々、学術書の類いに興味を持ち、読みたくなるのは確かで、哲学、数学、科学などの分野でつまみ食いしたりしている。
今、メインで読んでいるのは、「にんげん住所録」高峰秀子著。
有名な女優なのだが、生前は年齢が離れ過ぎていて、名前は知っているが、作品を見たこともない。似た名前の、高峰三枝子の方が、「犬神家の一族」(古い方)に出ていたので馴染みがあり、最初は姉妹かと思っていたほどだ。
しかし、たまたま書店で手にして、面白そうなので買った。
セコイ話だが、僕はほぼ文庫本しか買わない。文庫では、同じ著者の作品が、複数の書店から出ていることがある。
漱石、芥川といった超有名どころはもちろん、版権の関係かある時期を過ぎると、同じ本が違う出版社から出たりする。
高峰秀子の幾つかのエッセイも、文春文庫で出たのが、新潮文庫に入っていた。
そんな時は比較して、買う。
何を比較するかというと、価格、解説、あと外国ものなら翻訳も検討する。
個人的には、文庫は解説だと思っているので、同じだったら誰が解説しているかで、決めてしまう。