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2013年10月19日 08:54

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阪神オマリー氏に「助っ人助っ人」任せた!マートンの精神面ケア
11年8月7日、ヤクルト戦の試合前、マートンにアドバイスを送るオマリー氏(左)

 阪神中村勝広GM(64)は17日、1軍打撃コーチとして招へいするトーマス・オマリー氏(52)を助っ人野手の「カウンセラー」に指名した。新外国人に対する配球指南はもちろん、ここ2年は“乱心”が目立つマット・マートン外野手(32)の精神面のケアに期待を寄せた。

 役割は、はっきりしている。「正式に決まっているわけではない」と前置きしながらも、中村GMオマリーの手腕にすべてを託す。「外国人野手も(新たに)1人来るだろうし、特に配球面でね。(最初は)日本の配球についてこられないというのがある」と狙いを明かした。

 今季は新外国人コンラッド打率1割7分5厘、0打点と散々な成績に終わった。特に縦に落ちる変化球に苦しみ、出場24試合で23三振。「通訳を介するより、微妙なニュアンスが伝わる」とまずは“ノーモア コンラッド”を合言葉に指導にあたらせたい考えだ。

 もうひとつが“ノーモア乱心”だ。マートンは8月14日の広島戦(京セラD)でストライク判定に猛抗議し、退場処分を受けるなど、精神面の不安をのぞかせた。同GMは6月以降に2軍暮らしとなったことも原因の一つと見ており「マートンのケアも含めてだね」と、オマリー氏のカウンセリング効果に懸ける構えだ。

 中村GMにとって、オマリー氏は自身の阪神監督時代の教え子。来季は関川高橋両打撃コーチを加えた3人制で巻き返しを図るが、「理論があったし読みが出ていた」と評価するかつての優良助っ人にマートンらの操縦を任せる。

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