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阪神・西岡、日本一誓った「桧山さん胴上げをもう一度」

サンケイスポーツ10月7日(月)7時0分配信

　阪神・西岡剛内野手（２９）が６日、１２日から始まるクライマックスシリーズ（ＣＳ）に向けての強い決意を明かした。前日５日には桧山進次郎外野手（４４）の引退セレモニーで大ベテランを８度、胴上げしたが「最後にいい胴上げをもう一度できるように、ＣＳを勝ち続けたい」と気合を入れた。日本一を目指し、チーム一丸となる。

　全国の虎党が涙した昨夜の引退セレモニー。桧山の感動のスピーチに、ナインは心が震えた。長年虎を支えてきた大ベテランを、最高の形で送り出す。目標は１つ、『日本一』だ。リードオフマンの西岡は、１試合でも多く神様とともに戦い、その雄姿を目に焼き付けることを誓った。

　まずは桧山に対し「２２年間、お疲れ様でした」と言葉を贈り、力を込めた。

　「まだ一緒にクライマックスシリーズ（ＣＳ）を戦える。最後にいい胴上げをもう一度できるように、ＣＳを勝ち続けたい」

　前日５日には桧山の引退試合（巨人戦、甲子園）が行われた。チームは４－３で逆転勝ち。白星で花を添えたが、まだ、目指す先がある。桧山はマイクに向かって「日本一の称号はまだ、手に入れていません。その忘れ物を必ず、取りに行きます！！」と叫んだ。その思いは西岡も同じだ。

　昨オフ。阪神への入団が決まると、桧山、関本から食事に誘われた。ともにゴルフにも出かけた。おかげで新しいチームにもすぐに溶け込めた。手をさしのべてくれた大ベテランが引退を表明すると「僕らしさを思う存分発揮してプレーできるのは、一番（年が）上の人（桧山さん）が、新しい人間が入ってきてもやりやすい環境をつくってくれたからです」と感謝の気持ちを口にした。バットでも誠意を見せるつもりだ。

　「幸せな辞め方をして頂けるように後輩として頑張りたい」

　必ず恩返しをする。『日本一』という称号を、大好きな先輩にプレゼントする。

最終更新:10月7日(月)7時0分

サンケイスポーツ